来年4月に小学校入学を控えている子どもがいるご家庭では、既に学童保育の申込みを完了しているのではと思います。地域によっては学童保育でも待機児童がいる場所もあり、我が子が待機児童になったらどうしよう……と不安になっている保護者の方もいるのではないでしょうか? しかし年々、自治体運営以外の民間の学童保育も増えており、民間の学童保育の方が安心だと預けてらっしゃるご家庭も年々増えているようです。

 

■ 学童保育の待機児童問題は深刻なの?

厚生労働省によれば、学童保育の待機児童数は3年連続増えているとのこと。昨年から増えている人数は1256人。保育園の待機児童数とは比べ物にならないほど少なく見える数字のため、保育園の待機児童にばかりスポットが当たりがちです。そのため、学童保育の待機児童は見逃しがちになってしまっていると考えられます。

また学童の待機児童は、保育園の待機児童と同様に首都圏に集中。保育園の待機児童の多い大阪も、学童の待機児童が多く見られます。

 

■ 学童に入れない子はどうなるの?

待機児童は、学童には通えなくなるため、学校が終わると託児所やシッターさんに預けたり、習い事に通わせたりして入れるまでしのいだり、母親が仕事を辞めて対応したりすることもあります。「小一の壁」といわれる課題のなかに、この学童待機児童も含まれます。

しかし、最近は民間の学童保育が増えているため、あえて民間の学童保育に預けることを選ぶ保護者もいらっしゃいます。たしかに料金はかかるのですが、民間の学童によってはお稽古事もしているところがあるため、総合的に考えると民間の学童に預けた方がいいという結論に至ることもあるのです。

民間の学童でのサービスとして、学校までお迎えに行き、帰りは自宅まで送ってくれるところもあります。一人っ子で自宅にいられない場合や、兄弟の年齢が離れているために一人になりがちになってしまう場合などは、親も安心していられますね。宿題も終了しての帰宅となるため、自宅では親との時間がゆっくりと取れることになります。

 

子ども子育て新制度では、学童保育の待機児童についても考慮されています。本来は学童保育の待機児童も早く制度を整えて、待機児童がなくなるように願います。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー), 2014年12月17日]

 

【参考】
『産経ニュース』「学童保育の利用、最多93万人 待機児童は3年連続増」
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。