■お正月、実家に帰るのが憂鬱

アメリカの有名なコメディドラマ『奥様は魔女』は、米国に限らず日本でも人気があるようで、今でも時々再放送されることがあります。主人公のサマンサはチャーミングで夫との仲も良く、魔法も使えてストレスなど全くなさそうな生活を送っているように見えるのですが、実はある悩みを抱えています。それは、サマンサの母親と夫が犬猿の仲であること。両者に気を遣いながら、常に中立の立場を貫こうとするサマンサ…。

これはあくまでフィクションですが、夫と実母の仲が悪いケースは現実にあります。とくにお正月が近い今、実家に帰る予定があり、また夫と実母の間で苦労するとわかっている女性にとっては、憂鬱な時期でもあるでしょう。

母娘関係改善カウンセラーの筆者のところに寄せられる実母と夫の不仲相談では、娘、妻として悩む人、あるいは母親として娘婿に嫌悪感を持っている人が来られるケースがあります。

 

■ 母親からの相談は、金銭問題が絡むとより複雑に

母親からの相談内容は、娘に対する娘婿の態度が冷たい、金銭にルーズで娘の実家に甘えてくるなど様々です。しかし、だからといって娘が娘婿(夫)を嫌っているとか離婚を考えているわけではないのです。むしろ離婚させたいのは実母で、中には娘を取られたことに嫉妬している人もいます。もちろん、その思いだけで娘婿との関係が悪いわけではありません。もともと相性が合わない、さらに金銭問題が絡んでくると関係は複雑になります。

 

■ 夫と実母の間に入り気を遣う娘

一方、娘さんからの相談で一番多いのは、「二人にどのように対応したらいいのか」というもの。母親から、または夫から片方の悪口を聞かされ、どちらかの味方をするわけにもいかず心の負担になります。

こういう場合、両者の衝突を避けるためには、冒頭のサマンサのように中立の立場を守ることです。さらにユーモアで切り返せるようになると楽になれます。「あーあ、また始まったのね…」というように。しかし、状況が悪化するようならば二人に対して、「○○(夫または母の名前)のことを悪く言われると、私が一番つらい」と自分の気持ちをストレートに伝えましょう。実母や夫にとって、娘(あるいは妻)は大切な存在で、本来ならあなたの心情を一番に尊重してくれるはずですから。

[執筆:真香(母娘関係改善カウンセラー), 2014年12月日22日]

 

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