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色彩で癒される「美術館」効果は、デートもお一人様も!
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色彩で癒される「美術館」効果は、デートもお一人様も!

冬の寒い日はインドアで過ごしがちですが、『マイナビウーマン』の「寒い日にオススメのデートスポットはありますか?」調査によると(※)、約半数の人が「水族館、美術館、映画館」に出かけるプランを挙げています。なかでも美術館はオシャレなカフェやレストランが併設されるなど、デート・スポットとして人気も上がっています。

筆者は美術館において、色彩と表現を媒介にしたアートセラピーのワークショップも開講しています。そこで出逢った、男女の距離を縮める心理効果についてご案内します。

 

■ 「美術館」のススメ

タイトル画像は国立新美術館(東京都港区・六本木)です。外観はまるで現代の宝箱のようで、ひとたび館内に入れば静かな興奮を禁じえません。作家によるトークショーや、作品に関連したコラボレーションなど、ユニークで複合的な情報発信の場としても存在感があります。

 

■ 美術館の恋愛心理効果

美術館デートで相手がより身近に感じられる瞬間について心理学的に考察した一例です。

  • 吊り橋効果…難解な芸術を目にした驚きや好奇心によるドキドキは、恋愛感情に繋がるような錯覚を
  • パーソナルスペース…アートを中心に自分達だけの空間を認識、2人の距離が縮まります
  • 共感…アートを前に同じ意見を持つ時、親密度が増します

「美術館」という日常から離れた独自の空気が漂う空間は、2人の関係性に親密度や変化、良い効果を与えていることが分かります。

 

■ 色彩で知る「自分」とは?

美術館では、癒しの時間と画家からのメッセージを色彩を通して感じることができます。色彩の波長を受け止め、自分自身の内なる声と重ね合わせて考える時間は、多忙な日常において大切なことです。そこでは仲の良い者同士でグループで居るよりも「女性のひとり」の姿が似合います。それが「絵になる」空間が、美術館なのです。

ひとりの時間を静かに過ごしたい、自分にとって意味のある時間を体験したい人は、ぜひ美術館へ足を運んでみてください! きっと今までとは違う感覚を味わうことができますよ。

[執筆:桜井まどか(美エイジング(R)心理カウンセラー)]

 

【参考】
※ 『マイナビウーマン』「寒い日にオススメのデートスポットはありますか?」2013年2月7日

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