30年来の友人数名で話した先日、ハイミスという言葉を耳にしました。初婚年齢が上昇し続ける現在では、とても無礼なこの言葉は死語になりましたが、40代の筆者が20代の頃は、よく耳にしたのです。

ところで、働く女性として後輩女性から「もっと仕事を頑張りたい。責任ある仕事を任されるには、どうしたらいいですか?」と相談されたなら、あなたはどのように答えますか?

「目の前の仕事をひとつひとつ、手を抜かずにやり抜くこと」でしょうか。キャリアカウンセラーの筆者も同じ考えです。他には…? と思っていたところ、『日本経済新聞』の記事(※1)で、とある女性教授の分析に共感。ご紹介します。

 

■ 日本人女性に固有の課題とは?!

世界で女性幹部育成のプログラムを主催し、成果を上げている女性教授によれば、日本人女性に固有の課題は、自分の能力に対する自信の低さ。それは昇進意欲にも関わるのだとか。

たとえば、あるポストに就くのに男性は一般に、60に達していればやってみようとするが、女性は100ないとポストを取りにいかないとされる。日本人女性は120ないと就こうとしない。

 

“120ないと…”その心境は、完璧志向が高い、失敗できないと思い詰めやすいことにも通じそうです。さらに、上司の親切心が却って重荷になることもありませんか?

例えば、責任がより増える仕事に就く前、男性は「任せたから」としか言われないのに、女性は「やってみたい?」などと打診される傾向が高いと感じます。ちなみにそう尋ねられると、筆者は迷ったものでした。今にして思えば、失敗しないよね? と聞かれているわけではないので、やりたいか否かをシンプルに答えれば良かったのです。

 

女性のキャリア意識についての調査(※2)によれば、責任あるポジションに「できれば就きたい」「どちらかといえば就きたい」と回答した人(20~50代女性)の合計は42%、20代女性に限ると47%でした。ちなみに、30代、40代女性は各40%。

30代以降でやや低い理由には、ライフスタイルの変化だけでなく、ひとつひとつ積み上げてきたものを壊したくない、失いたくない気持ちの強まりがあると想像します。若手に限らず女性にとっては、適度な楽観主義でいることが、責任ある仕事を任されるコツといえそうです。明日から、少し気楽にいきましょう!

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント), 2015年1月17日]

 

【参考】
※1. 『日本経済新聞』「前に出なきゃ始まらない」2014年12月20日
※2. 『マイナビウーマン』「“働く女性”として想起する、一番身近な存在は「母親」女性のキャリア意識」2013年7月25日

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