以前、富山県の試みとして、所得制限を設けてはいるけれど、第三子の保育料を無料にする施策例をご紹介しました。京都でも同じように、所得制限を設け第三子の保育料を無料にするようです。各自治体のいろいろな試みの中、港区では独自の試みを全国で初めて行うようです。

 

■ 何が初めての試みなの?

認可外保育園であるけれど、都が独自に認証しているのが「認証保育園」。

その認証保育園に通う第二子以降の保育料を無料にするそうです。自治体独自の保育園についても無料にするのは、全国でも初めてのことだそう。

もともと港区では、昨年中に認可保育園と区立幼稚園での第二子以降の保育料金を無料にすることは決めていたそうですが、更に対象を拡大して、認可ではない認証保育所の子どもにも適応するとしたそうです。
試みの背景としては、物価の高い都心での経済的な負担を減らし、子育てを支援しようということから。新年度から行われる予定です。

 

■ 第二子以降は全員無料になるの?

残念ながら、対象になるには

  • 第一子が保育所などに通っており、第二子以降について認可保育所に入れなかった場合

となっています。

区の見立てでは、約90人が対象になるとみているそうです。

しかし、新年度からは合わせて、認証保育園に通う第一子についても保育料補助を拡大して、認可保育園に通う場合と同額の金額にするそうです。

第一子についての保育料を認可保育園に通う場合と同様の金額にすることは、既に他の区で取り入れているところがあるので、初の事例ではありません。それでも他で行っているところはほとんどないため、保育園に預ける側としては、とてもありがたい制度となります。

 

認証保育所は上限があるにしても、所得で金額が決まるわけではないため、負担は大きくなりがちです。保活をする中で、料金を考えるとどうしても認可保育園を強く希望しがちですが、認証保育園でも同額になるのであれば、ずっと認証でもいいという選択肢も出てくることにも。認証保育園に対しての考え方が変わる可能性もありますね。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー), 2015年2月5日]

 

【参考】
『東京新聞 TOKYO Web』「港区の認証保育園 第2子以降無料に」2015年2月4日
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。