年金を払っても元が取れるんだろうか? 高齢化が進んでいるので、特に若い人たちはそう思いますよね。今回は、ファイナンシャルプランナーの観点から、年金保険料を払っておくべき理由についてわかりやすく解説します。

 

■ 理由1.年金は3種類、「老齢年金」以外も!

年金というと一般的に「老齢年金」のことを言いますが、実は年金は3種類あります。あとの二つ「障害年金」「遺族年金」について少し説明しましょう。

・障害年金:

自分が障害認定をされた時にもらえる年金です。
年金額は障害の等級と、国民年金であれば子の数、厚生年金であれば報酬額・配偶者の有無で決まります。

・遺族年金:

死亡した年金加入者によって生計を維持されていた妻と子供が対象になります。(国民年金・厚生年金で要件が異なります)年金額は、国民年金であれば子の数、厚生年金であれば報酬額で決まります。

・さらにこんな給付もあります

国民年金加入者が老齢年金、障害年金を受けることなく亡くなった場合、遺族は死亡一時金を受け取ることができます。給付額は支払総保険料に応じて12万円~32万円です。

 

 

■ 理由2.いつ受給者になるかわからない

老齢年金は原則として65歳から支給開始になりますが、障害年金、遺族年金および死亡一時金はいつ受給対象になるかわかりません。

年金は、民間の保険と違って支払期間の制限がありません。受給資格がある限り一生もらえます。病気やけがで障害を持った時、あるいは大切な配偶者をなくした時、気持ちも落ち込みますし、お金の心配も出てきます。そんな時、年金・給付金という支えは結構大きいです。

「元を取れるかどうか」ということに加えて、いざという時の心の支えになるという点も見逃さないでください。

 

■ 理由3.保険料を払えば未来が開ける

ここで一番大事なことは、きちんと保険料を払っておくということ。せっかく受給資格があっても支払滞納では資格を失うこともあります。

年金保険料は決して安くはありませんが「気持ちよく払う!」と決めた瞬間、どこか節約ポイントはないだろうか?と考えている自分も見つかります。そしてその節約のために行動しようと。年金はあなたを前向きにさせてくれます。賢い女性に備えあれば憂いなしです。

[執筆:阿部理恵(ファイナンシャルプランナー&カウンセラー),2015年3月12日]

 

【参考】
国民年金機構HP

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