3月も後半、日差しの明るさなどで春の訪れを感じる季節になってきましたね。とはいえ、昔から三寒四温というように、寒暖差はまだ大きいもの。それに加え、年度末で仕事量が増えたり、卒業や異動などのイベントも多かったりと、ストレスが増えがちで体調を崩しやすい季節とされています。筆者がカウンセリングを行う中でも、春になると精神的に不安定になる方が増えてくる傾向が見られます。

 

■ 不安定解消のためのおすすめ対処法

不安や恐れを感じて、不安定になってしまったときに簡単にできる対処法をご紹介致します。

筆者は日本ストレスチェック協会認定ストレスマネジメントファシリテーターとして、不安・ストレスに悩まないための方法について講座等でお伝えしていますが、そのひとつに現在感じている不安や恐れを「紙に書き出す」ことが挙げられます。

え、それだけ? と思われたあなた。書き出したら余計に不安が募りそう、と思われたあなた。大丈夫です。ただし、ただ書くだけではなく、以下のコツを意識してみてください。

 

■ 書き出す時のコツ

  • 1. 要素分解をする

不安や恐れを感じていることについて、まず「どうしてそう思うのか」を考えてみましょう。このとき、「なぜ」ではなく、「どうして」そう思うのか、である点がポイントです。詳しくは省きますが、なぜと考えても良いことはありません。たいてい悪いことばかり思いついてしまい、ますます気分が暗くなってしまうことも。原因探しをすることが目的ではありません。

  • 2. 分ける

出てきた不安や恐れを、変えられるものと変えられないものに分けてみましょう。自分ではどうしても変えられないものも多いかもしれません。そういうものについては、とにかく「構える」ことが大切です。想定外のことを減らし、想定内にする意識を持つだけでも、気分はだいぶ変わってくるものです。

  • 3. 3~4週間後、見直す

書き出したものを、3~4週間後に見直してみてください。このとき、実現していないもの(不安に思っていたが、起こらなかったもの)を消してみましょう。意外に消されたものが多いことに気づく方も多いかもしれません。

 

自分の内面と向き合い、実際に紙に書き出すことで、気持ちの整理がつきやすくなるものです。漠然と悩み続ける前に、ぜひ試してみてください。

 

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2015年3月25日]