今年の東京地方の桜の開花予想は3月25日(※1)。桜の季節も目の前ですね。

そんな春ですが、「春眠暁を覚えず」という言葉の通り、眠気を感じやすくなる人が増える季節でもあります。筆者がこれまで行ってきたカウンセリングでも、この時期になると「昼間眠気が襲ってきて大変…」というご相談を少なからず受けることがあります。

そもそも夜ちゃんと寝ているはずなのに、なぜ昼眠くなるのでしょうか。また、どのように対策するのが良いのでしょうか。3月18日、「春の睡眠の日」にあわせて考えてみましょう。

 

■ 眠気の原因とは?

春は気温の変化に加え、新生活が始まるなど生活のリズムが変わったり、花粉症の影響を受けたりと、自律神経のバランスが乱れがちになります。自律神経が乱れると寝起きが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。結果的に、睡眠時間は十分確保できていたとしても熟睡感が得られず、昼間に眠気が起きる原因になってしまうのです。

 

■ 睡眠のメカニズムと眠気対策方法

睡眠に関係の深いホルモンにメラトニンがあります。このホルモンは覚醒と睡眠を切り替える働きを持っています(※2)。私たちの身体は、朝日を浴びることで脳内の体内時計がリセットされ、睡眠モードから覚醒・活動モードへとシフトします。そして、覚醒後15時間ほどで再びメラトニンの分泌が増え、眠る準備に入るのです。

つまり、朝日を浴びないとこのメラトニンの分泌に影響が出ることになります。寝起きが悪い、熟睡感が得られないという方は、窓のカーテンを少し開けたまま寝ることをおすすめします。自然に日光を浴び、身体の切替ができるようになります。

 

■ ストレスと睡眠の関係性

今年の12月より、事業所でのストレスチェックが本格的にスタートします。筆者の顧問カウンセリング先でも導入しているケースがありますが、傾向として睡眠不足とストレスとの因果関係はかなり高いように思われます。メンタルヘルス、心身の健康・予防という観点からも睡眠は非常に大切なものであると感じています。

春になると、冬よりも日の出の時間が1時間~1時間半ほど早くなります。つまり起きる時間は変わらなくても、起きた時にはすでに明るくなり、朝日を浴びられる季節に向かっていることになります。朝から元気で働き続けるためにも、この機会にぜひご自分の睡眠を見直してみませんか?

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2015年3月27日]

 

【参考】
※1. 日本気象協会 「桜の開花予想」
※2 武田薬品工業株式会社 『体内時計.jp』 「体内時計と睡眠のしくみ」

※写真:(c) blueskyimage / 123RF.COM、本文とは関係ありません