朝から身体が重くだるい、些細なことにイライラ、喉が乾きやすい等の症状が続いていませんか? それはもしかしたら甲状腺の異常かもしれません。筆者は、以前の健康診断で首元の腫れから、血液検査によって甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と診断されました

この発症は20代前後から30代の結婚・出産の年代がピークで、次に50代で更年期とも重なり、他の病気と似ていて発見が遅くなりがちです。甲状腺の疾患は他にもありますが、バセドウ病だけでも女性100人に1人という、決して稀な病気ではないのです(※)。いま元気な人も、未病のうちに生活習慣を見直すきっかけにしてください。

 

■ 原因と気をつけたいこと

甲状腺機能更新症は甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こる自己免疫疾患です。原因ははっきりと解明されていませんが、喫煙や遺伝、そして下記のようなストレスと言われています。

  • 辛く悲しい感情の中をグルグル漂う
  • 自分を責める
  • 他人と比べてクヨクヨ
  • 気分転換ができない

頑張りすぎる人はストレスを溜めやすいので、これらように重く停滞して鈍い色の感情がいくつも重なって長引く時は注意してくださいね。

 

■ 治療の方法は?

治療方法は抗甲状腺薬、手術、アイソトープの3種類です。最初は定期的な血液検査によって薬を調整しますが期間は人それぞれ、「完治」の見極めも難しく、バセドウ病で甲状腺切除後は甲状腺機能低下症(橋本病)になりやすいなど、年単位の通院や病気と共存していく覚悟も必要です。

一方で、この病気は筆者に大切なことも教えてくれました。人間の身体は休息しなければ、いつか悲鳴をあげてしまうということ。心と身体は繋がっていて、片方の悲鳴はもう一方に点滅するシグナルとして現れます。

 

■ バランスを考える

筆者を以前から知る友人は「ほどほどにね」と、光のような言葉の花束を贈ってくれました。「加減を知る・頑張りすぎない」という思いやりの意味でしょう…。

人間は病の前では繊細な存在のように感じられますが、しなやかに生きていく術や知恵も持っています。活動と休息のバランスを意識し、「ほどほどに」の精神も持ちながら、自分らしく人生を彩っていきたいですね。

女性特有の病気と向き合いながら、仕事や家庭での役目をこなしている人達を応援しています!

 

[執筆:桜井まどか(美エイジング(R)心理カウンセラー), 2015年3月25日]

 

【参考】
『gooヘルスケア』「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)<内分泌系とビタミンの病気>」
『マイナビウーマン』「若い女性に多い「バセドウ病」や「橋本病」に気がつくためには?」2014年10月8日