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呼吸法を変えてストレスに強くなる! いつでも簡単に
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呼吸法を変えてストレスに強くなる! いつでも簡単に

皆さんのストレス解消法は何ですか? 職場に苦手な相手がいる場合、平日の長い時間ストレスを感じることがありますよね。そんな時は、意識的に継続的にストレス解消をして欲しいのです。さらに、私たちは、心がストレスを受けて凹んでいる時、視野が狭くなるという傾向があります。ですから日頃から自分のストレス解消法を書き出しておいて、気分が落ち込んだ時、疲れた時、発散したい時、その時の気分や体調で選べるようにしておくのが良いですよね。

 

■ 身体を整えることは心を整えること

ストレス解消法というと、ショッピングやカラオケ、旅行やジョギングなど「行動すること」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ですが継続的に行うことを考えると、「一人で簡単にできる」、「お金もかからない」、「特別な場所に行かなくてもいい」、「毎日できる」などお手軽なものがあると便利です。

それら全ての条件に当てはまるのが、実は“呼吸法”です。私たちはストレスに出会った時、ドキドキして血圧が上がったり身体が緊張して固くなります。固くなった身体をほぐすには呼吸法が役に立つのです。筋肉を緩め、呼吸を落ち着かせることで自律神経の働きを整えるのです。

 

■ まず、深く息を吐くところからはじめてみよう

では、どんな呼吸法が良いのでしょうか。ホリスティック医学の実践者である帯津良一氏は、その著書の中で、こう述べています。

「呼吸法の基本はあくまで「吐いて吸う」だけのこと。上手も下手もないので、うまくやろうなどと考える必要はありません」

首や肩の力を抜いて、まずゆっくりと息を吐いてみましょう。次に鼻からスーっと息を吸っていきます。それをゆっくり繰り返します。もし、あなたがイライラや怒りを感じているなら、その「イライラ」や「怒り」を身体から吐き出すイメージで息を吐くと良いでしょう。

 

出来事に囚われ、頭が混乱して集中できない時でも大丈夫。まずは呼吸に意識を向けて始めてみましょう。呼吸が整うと心もしだいに落ち着いてきます。「なんとかなるかな」と気持ちの切り替えも上手にできるようなります。ぜひお試しあれ。

 

[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー)]

 

【参考】
※ 帯津良一(2012)『からだが整う呼吸法』大和書房, pp.104
※写真:(c) Lars Zahner / 123RF.COM、本文とは関係ありません

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