子どもに掛かる教育費は、一般的に子ども一人に対して1千万円と言われています。幼稚園から大学まで公立に通わせた場合と、私立に通わせた場合とでは数千万円の違いがあるのですが、それでもそのくらいは掛かると思ってよいと思います。「学資保険に入っていれば安心」と思っていても思わぬ落とし穴がある事も。その落とし穴とは一体どんなものなのでしょうか?

 

■ まずは学資保険ってどんなもの?

学資保険とは、子どもの教育費などに掛かるお金を準備するために入ることが多い保険の一種です。満期時に保険金が受けられ、子どものための教育資金のための保険といえます。

満期の年齢は学資保険によって違っているのですが、高校卒業後に進学する場合はまとまったお金が必要になるケースが多いため、18歳に支払われるようになっていることが多くあります。そして、年齢が低いうちに入った方が月々に支払う保険料が安くなるため、支払いが楽に。満期額で考えてみると分かりやすいのですが、18歳で200万円の満額保険をもらう場合で考えてみましょう。0歳児から支払っていれば、ひと月約9千5百円くらいの保険料ですが、5歳になってから加入をすると、払う年月も5年分短くなるため、ひと月約1万3千円の保険料になります。差額は3千5百円ですが、1万円を超すのと越さないのとでは、印象も全然違って見えますよね。

 

■ ひと月同額の貯金をすれば同じなのでは?

保険料と同額の貯金をしたとしても、学資保険は「保険」なので違ってきます。なぜなら学資保険はあくまでも保険のため、当然、利回りは普通の貯金よりも良くなります。配当金が出た場合は比べものにはならないでしょう。ひと月同じ額の貯金をするよりは、利回りがある学資保険の方がよさそうです。

 

■ 学資保険のデメリットは?

貯蓄よりは優れていると思える学資保険ですが、当然デメリットもあります。

例えば、簡単にお金を引き出すことができない。お金が必要な際には、解約手続きが必要などです。
保険の契約をした人が亡くなった場合にお金がもらえる死亡保障が付いている場合は、死亡保障の金額が加味されて保険料を支払うことになるため、思っていたよりもお金の戻りが少なくなることもあります。

 

子どもができると、将来について考えると思います。情報収集をして、ご家庭に合った方法で、子どもの教育費について考えてみてはいかがでしょうか?

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー), 2015年4月2日]