いよいよ新年度。これから職場復帰するママの皆さん、どのような気持ちで春を迎えましたか?今回は働くママたちにおすすめの一冊『リーママたちへ 働くママを元気にする30のコトバ』(※1)をご紹介します。
リーママとは「サラリーマン・ママ」の略語。主に企業で働くママを指しますが、広義には働くママみんなのことを言うようです。仕事と子育ての両立に奮闘するリーママのみなさんに、本書の「糧ことば」(※2)を引用し、3つのエールを送ります!

 

■ エール1. 部下が上司になっていても、動揺しない

2009年に改正育児・介護休業法が施行されたことで時短勤務がしやすくなり、育休をとって復帰する人が増えはじめました。女性活用が叫ばれ、制度も整いつつありますが、現場ではまだまだ試行錯誤の途中という企業も多い昨今。筆者の調べでは、人事や働き方で理不尽さを感じるという声も、少なくありません。

「復帰したら自分が教育してきた後輩の部下になっていた」とやりにくさを隠せない人。妊娠前の第一線を離れ、モチベーションが保てずに悶々と孤軍奮闘している人……。

「理不尽だと感じたときが成長のチャンス!」は本書の言葉。キャリアやワークライフバランスは長いスパンで考えながら、いま目先のことで何ができるか考えてみてはいかがでしょう。母だからこその視点で仕事に取り組むことがイノベーションにつながることだってあるのではないでしょうか。

 

■ エール2. 掃除は月1回でも死なない

筆者が独身時代に憧れたワーキングマザーは、仕事と育児を両立し活躍するスーパーウーマン。ですが、いざ子どもを産んでみると、それがいかに高度で難しいことかを思い知らされました。ONもOFFもバリバリ! という人は実は少数派で、みなさん意外と上手に手を抜いているよう。……というか、手を抜かないと続かない! と唱える人が圧倒的多数。なんだかホッとします。
復帰のタイミングは家事の優先順位を見直したり、家族の家事分担を考えるいい機会。「抜きドコロ」をどこにするかは家庭によってそれぞれでしょうが、やらなくても大丈夫なものはどんどん削ぎ落として心身を少しでも身軽にしたいものです。そう、「ホコリでは死なない」のですから。

 

■ エール3. ママがイキイキしていることが一番大切!

「子どもがかわいそうなんて思っちゃいけない。その気持ちが子どもに伝わるから」、はとても印象的な「糧ことば」。筆者も子どもを産んでみて、「3歳児神話」は意外と根深いと感じています。他人から「こんなに小さいのに人に預けるなんて」と言われてドキっとした経験が何度かあります。実際、保育園で子どもと別れる際に泣かれた日には罪悪感で押しつぶされそうになるという声もよく聞きます。

私たちは知らず知らずのうちに「~すべき」に縛られているのかもしれません。「手元で育てるべき」「離乳食は手作りすべき」……。べき論に振り回されると、頑張ってしまうあまり、心の余裕がなくなります。子どもはいつだってママの笑顔をみていたいはず。「べき論」の呪縛を解いただけで心がすっと軽くなります。

 

今回は、ワーママ1年生の自分への戒めも込めて綴ってきました。これから復帰の働くママのみなさん、肩の力をぬいて、ゆっくりゆっくりいきましょう!

[執筆:渡辺さちこ, 2015年4月10日]

 

【参考】
※1. 博報堂リーママプロジェクト(2015)『リーママたちへ 働くママを元気にする30のコトバ』角川書店
※2. 先輩リーママの工夫のヒントや経験談のなかで心に豊かさを与えてくれるような言葉

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