4月に入り新年度が始まり、心機一転新たな目標を立てようという方も多いのではないでしょうか。目標があるから頑張れる、これは自明のことかと思います。ただ、新年度に立てた目標ですが、数か月したら途中で投げ出してしまったり、人によっては忘れてしまったり、なんて話もよく聞かれます。せっかくたてる目標なのですから、成功につなげたいものです。そこで今回は、目標を立てる際のコツを3つご紹介します。

 

■ コツ1. 目標を具体化・数値化する

目標達成できない要因のひとつに「目標が抽象的すぎて、数値化されていないこと」が挙げられます。たとえば、貯金する! だけではなく、いつまでに(年内に、など)いくら貯金するのか(50万円なのか、100万円なのか、など)、そしてその貯金額をためるには毎月いくらを……、という具合に、具体化・数値化していくのです。金額、頻度、率、時間といった観点から考えていくとやりやすいでしょう。

 

■ コツ2. 難しすぎる目標をたてない

標高1000m級の登山経験がない方が、いきなり富士山やエベレスト登頂を目指してもうまくいかないでしょう。高い目標を立てることは悪いことではありませんが、段階を踏むことが大事です。先ほどの登山の例であれば、まずはランニングを習慣づけ、標高の低い山からチャレンジするという具合に考えていきましょう。いきなり高い目標を立てるのではなく、立てた目標を細分化して今すぐにでもできることから始めていくことが、目標達成への近道です。

 

■コツ3. 立てた目標と行動を周りの人に伝える

心理学の用語で「ピグマリオン効果」という言葉があります。ピグマリオン効果とは、アメリカの教育心理学者によって明らかにされた「人は期待されたとおりに成果を出す」という傾向のこと。ソフトバンクの孫正義氏は、Twitterなどでのユーザーからの要望に対し「やりましょう」と宣言し、かつそれを実行していることでも知られますが、これがまさにピグマリオン効果といえます。

さらに付け加えれば、目標だけではなく実際にとる行動も合わせて周りの人に伝えると、より効果がでやすくなります。周囲の人から「●●するっていってたけど、してる?」などと、声をかけてもらえやすくもなりますね。ぜひ自分に合った目標と具体的な行動を決めて、達成に向けて頑張っていきましょう。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2015年4月21日]

 

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