ふるさと納税のポータルサイト『ふるさとチョイス』(※1)を見ていると、高額寄付5百万円、お礼の品はアッシジ訪問なんていうものもありますが、ほとんどはお気軽な金額で始められる、まるでお取り寄せサイトのようです。

ふるさと納税は気にはなるけど、どうしたらいいのかわからない。そんな方は、次の2つの点をチェックしてから始めましょう。

 

■ 1.全額控除ではありません

(1) 収入・家族構成によって、控除額が変わります

2千円は自己負担となりますが、いくらまで控除になるのかは、「おおむね個人住民税所得割額の2割」、実際には各自の収入と家族構成によって決まります。自分の場合はいくらまで控除になるのか、「わが街ふるさと納税」(※2)の計算シミュレーションのページで簡単に計算することができます。

(2) 場合によっては増税になります

上記の計算をすると、人によっては百万円以上控除になる人もいます。実質負担2千円でたくさんのお礼の品が手に入るのであれば、とってもお得です。しかし、ここで注意しなければいけないのは、寄付をして受け取ったお礼の品は一時所得になるということです。お礼の品の合計が50万円を超えるような場合は、所得税がかかってきますので、要注意です。

計算式は、(お礼の品の合計金額 - 特別控除額50万円) × 1/2 × 40% で計算されます。

 

■ 2.寄付金の使い道も考えましょう

そして、ふるさと納税というと、お礼の品ばかりが注目されていますが、そもそも何のための寄付なのかを思い出しましょう。

皆さんから送られた寄付金は、各都道府県さまざまなことに使っています。子育て・復興・医療など、自分が送ったお金はどんなことに使われているのか、あるいはどんなことに使ってもらいたいのか、ぜひ考えてください。

ふるさと納税を、お取り寄せとして使うのもOKです。でも、自分が使って欲しいことにお金を送ったらお礼が来た、と考える方が自分が満たされます。そして、もちろん自治体も満たされます。

ご紹介したサイトにはたくさんの納税と商品が載っていますので、そんな視点も持ちながら、さぁ始めてみましょう。

[執筆:阿部 理恵(ファイナンシャルプランナー&カウンセラー),2015年5月5日]

 

【参考】
※1 『ふるさと納税ポータルサイト ふるさとチョイス』
※2 『CityDo!』「わが街ふるさと納税」