GWが終わり、新緑の季節になりました。先日は台風が日本に接近するなど、早くも夏を思わせる日が続いていますね。「五月病」という言葉が一般的になっているように、季節の変わり目でもある5月は体に負担がかかりやすく、ストレスで体調を崩しやすくなりがち。そして、特に女性にとって見逃せないのが「ストレス太り」ではないでしょうか。今回はこの「ストレス太り」のメカニズムについて、とりあげます。

 

■ 「ストレス太り」はなぜ起こるか

ストレス太りは、自律神経のひとつである「交感神経」の働きが低下することによって生じます。交感神経はストレスに反応して働き、心身を活発にします。この神経が脂肪の分解や燃焼に関与しているため、働きが低下すると脂肪が燃えにくくなってしまうのです。

さらに、ストレスがかかると大量に分泌されるホルモンが「コルチゾール」。脂肪を蓄積しやすくすることに加え、レプチンと呼ばれる食欲を抑える働きをするホルモンを減少させるため、食欲が普段より増進してしまうことも一因です。

 

■ 女性ならではの理由も

女性ホルモンには脂肪の合成を促す働きがあるため、男性よりも脂肪を蓄積しやすい身体になっています。同じ量を食べたとしても、女性のほうが脂肪になりやすいわけですね。さらに、心のバランスを整える作用のある伝達物質であり、心身の安定にも関与しているセロトニンの脳内合成能力が女性は少なく、男性の平均52%しかないというデータも。不安になりやすく、ストレスがかかって食欲に走ると脂肪化しやすいということです。

 

■ ストレス太りをなくすためには

ストレスそのものをなくすことはなかなか難しいもの。そこでおすすめしたいのが、セロトニンを増やす努力をすること。そのために簡単にできる方法を2つご紹介しましょう。

1. 深呼吸して酸素をたくさん体内に取り込む
我々の体はストレスを感じると、呼吸が浅くなるようにできていますが、酸素が取り込まれないとセロトニンが作られません。つまり、セロトニンを増やし、交感神経の働きを活発にすることによってストレス太りを解消することができます。

2. トリプトファンとビタミンB6を含む食材を取り込む
これらの栄養分はセロトニンを増やすための必須アミノ酸。マグロやカツオなどの赤身の魚、豆腐や納豆などの大豆製品などに多く含まれていますので、普段から意識して取り入れるようにしましょう。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2015年5月26日]