17歳~22歳までの約5年間、モーニング娘。(以下「モー娘。」)として活動、現在はイタリア料理研究家の小崎陽一氏と結婚し、バラエティ番組でも活躍している保田圭さん。彼女がモー娘。時代、そして卒業後しばらくのあいだの苦難の日々を、テレビ朝日系「しくじり先生2時間スペシャル」にて告白しました。彼女の告白には、現在自分の居場所がなかなか見つけられず苦心している方にとってのヒントがたくさん詰まっていますので、改めてご紹介したいと思います。

 

■ 5年間でのPV総出演時間3分45秒

マネージャーやスタッフに「メンバー8人中8番だ」といわれ続けたり、安室奈美恵さんのようなクールキャラを目指すも周囲からは「暗い」と思われたり、番組でのトークが下手だと2時間のダメ出しを受けたり、となかなかうまくいかなかった日々が続いた彼女。5年間でのPV総出演時間は全体で1時間半あるなか、僅か5分にも満たず。リーダー的な人、センターをはる人、などなどほかのメンバーが次々にポジションを確立する反面、彼女はなかなかグループ内での居場所が見つけられずにいました。しかしあるインタビューをきっかけにアイドルを「演じる」のをやめたと告白。そして、「かわいい」いわゆるアイドルとしての立ち位置から、オチ要員としての立ち位置を確立することに成功したのです。

 

■ 等身大の自分を受け入れる

保田圭さんがいつまでもいわゆるアイドルといわれる姿にこだわっていたとしたら、今の彼女はなかったことでしょう。彼女は試行錯誤しながらも「決して折れずに」進み続けた結果、「「等身大の自分」を理解し、自分の活かし方をみつけることができました。まさに心理学的にいう「自己受容」です。

彼女が番組最後に送ったメッセージ「人それぞれ、その人にしかできない役割が必ずある」。まさに『PEANUTS』の漫画の中でも、自分はどこにも適応できないと落ち込むチャーリー・ブラウンに対し、ルーシーがこんなことを言っています。

「誰かは(トランプの)エースで、10や9や2の人もいる…みんなが絵札になれるわけじゃないでしょ? みんながキングやクイーンになれないわ」(※)

ひとりひとりの役割や輝く場所は、みんな違うのです。そして、自分自身の強みをしっかり理解することによって、より輝くことができるのだと思います。自分の活かし方・役割に迷っている方は、カウンセリングも効果的ですよ。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2015年6月11日]

 

【参考】
『Peanuts Comic Strip』 1976年9月19日
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