『東京新聞』によれば、目黒区が待機児童の解消に向けて、保育施設を増やすようです。東京都目黒区といえば23区内で認可園に入れない児童の割合が最も高く、また、保育園がなかなか増えない区ということで、保活がとても大変な区の一つとなってしまっています。

そんな目黒区に保育園が新設され、預けられる子どもの数が増えるとなるのは朗報です。

 

■ 140人の定員が増えます

新設する園は2園。それぞれの定員が70名の予定だそうです。また、目黒区では初の試みとして、学校の施設や跡地を認可保育園に利用するそうです。保育園を開設するにあたっては、子ども達の声が騒音になるからと地域の理解が得られずに園の開設がなかなかできないところがあったり、ある程度の大きさの土地の確保が難しかったりしています。学校の施設や跡地にて保育園をつくる場合は、そういった懸念は解消されるため、安心感があります。

実際に目黒区としても、都心部で新たな土地の確保は容易ではないため、区立学校の施設や跡地を活用して待機児童の解消を目指すことにしたと記事にも書いてあります。

 

■ いつから開園するの?

開園は約2年後の、2017年4月となります。

また、出来上がる園は区立ではなく、民間業者が運営するようになるため、私立園となります。選定方法は、保育園の整備・運営を希望する民間業者に企画を提案してもらい、区が業者を選定します。上目黒小は業者がスペースを借りて保育所を整備する形で運営し、旧第六中は業者が土地を借りて施設を建設、運営するそうです。

学校施設内の一部に保育園が作られることはありますが、上目黒小は小学校の子どもが少なくなって空いている教室を活用しての保育園になります。一方、旧第六中学は半分が保育園、半分が特別養護老人ホームになります。

 

今年4月の目黒区の認可保育園に入れなかった児童数は千二十二人。希望に対して59%が入所できなったとの事です。半分以上の人が入れなかったという事に。その中での140人はまだまだ人数的に見れば足りないとなりますが、今まで動かなかった区が動き出したことは大きな事です。
待機児童問題は続きますが、このような自治体の頑張りに今後も期待しましょう。

[著者:三木 育美(保育情報アドバイザー),2015年6月20日]

 

【参考】
※ 『東京新聞』「認可保育所 目黒区、定員140人増へ 学校空き教室や跡地活用」2015年6月9日
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。