■ 父親と良好な関係を築いている娘の割合は…

少し前の話になりますが、先月6月21日は父の日でした。この時だけでもせめてもの親孝行をしたいと、父親にプレゼントした人もいらっしゃるのでは? 世の中一般的には、娘は父親のことをどのように思っているのでしょうか。オウチーノ総研による20~39歳までの女性572名を対象にしたアンケートでは、父親と良好な関係にあると答えた人が52.3%だったそうです(※1)。約半分は、父親と仲がよいことがわかります。

 

■ 父を嫌悪する母、でも自分は父を憎めない

母娘関係改善カウンセラーの筆者に寄せられる相談には、父親に関することもあります。最近、離婚件数の増加を背景に、離れて暮らす父親と会いたいが母親がそれを知ると怒るというご相談ケースが増えているように感じられます。

東京近郊に母親と暮らすC子さん(25歳)は成人式の晴れ着姿を父親にメールで送り、それを知った母親が激怒しました。

「小学生の時、父に愛人ができて両親は離婚。父と離れて暮らすようになりましたが、晴れ着は見て欲しかった」というC子さん。現在、結婚を前提に交際している人がいて、母親にはすでに紹介したものの、父親にも会わせたい気持ちが強くなっていると言います。

しかし、母親は絶対に反対する可能性が高く、どうしたものか悩んでいるC子さん。「このままだと、彼を紹介するどころか結婚式に父を呼ぶことも、母に大反対されるでしょう」C子さんの悩みは尽きません。

女手一つで育ててくれた母に感謝の気持ちはありますが、かといって母のように父を憎むことはできないのです。

 

両親の不仲は二人の問題であり、C子さんはどちらの味方につく必要もないのです。娘として、父親に祝福してもらいたい気持ちがあっても当然のこと。もし、彼を父に会わせることで母親と険悪な状況になりそうなら、彼に協力してもらい「僕が挨拶したいと彼女にお願いしたのです」と言ってもらう方法もあります。大事なのは母親に罪悪感を持たないこと。自分の正直な気持ちを最優先すべきです。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー) , 2015年7月2日]

 

【参考】
※1. 株式会社オウチーノ『オウチーノ総研』「「父娘関係」に関する実態調査」2015年6月12日