今から20年前に離婚した、現在56歳の筆者。1995年当時は、パソコンはあったものの、離婚関連のホームページやブログはほとんどなし。もちろん「相談サイト」なんて存在しません。離婚に関する本も少なく、情報を得るのが大変でした。

 

■ 「離婚」がタブー視されていた時代

夫婦問題カウンセラーとして活動していて、つくづく感じるのは、当時と今では、結婚や離婚に対する意識が大きく変わったということ。「離婚」がタブー視され、「離婚」という言葉を口にするのもはばかられていた20年前とは隔世の感があります。

今は、そんな時代があったのかとさえ思えるほど情報にあふれ、知りたい内容、欲しい情報がピンポイントで手に入る便利な世の中になりました。

知識を得た女性たちは、結婚や離婚に対する考え方が大きく変化。離婚をポジティブに捉える人も増え、「離婚」のハードルはすっかり低くなりました。

 

■ 「別居婚」「ペット離婚」…新たなワード続々!

時代や価値観の移り変わりとともに、結婚・離婚のカタチも多様化しています。夫婦がべったり一緒にいる必要はないと、「別居婚」「通い婚」「週末婚」といった結婚スタイルが浮上し、「授かり婚」「ネット婚」「熟年離婚」「ペット離婚」など、世相を反映したワードが続々登場。

筆者が、「離婚カウンセラー養成講座」に通っていた頃(2011年)は、「震災婚」や「歳の差婚」という言葉が流行りました。

 

■ 「卒婚」という新たな結婚のカタチも

そして最近、耳にするのが「卒婚」という言葉。

以前から存在していましたが、最近また注目を集めています。卒婚とは、「結婚の卒業」を意味する造語で、婚姻関係を解消することなく、また夫婦の役割に縛られることなく、それぞれが自由なライフスタイルを謳歌する夫婦形態のこと。離婚や別居婚とも異なる、新しい結婚のカタチです。

 

■ 長くなった結婚期間をどう過ごす?

以前は、子育てを終える頃には、人生も終盤に近づいていましたが、いまや日本人の平均寿命は世界でもトップクラス。人生が長くなればなるほど、夫婦関係のあり方が多様化し、結婚期間をどう過ごしていくかが新たな課題となっています。

 

あなたにとっての「理想の結婚」とはなんですか? どんな「結婚のカタチ」を望んでいますか?

時代のニーズに合わせ、結婚・離婚事情は変化を遂げていますが、固定観念を捨て、柔軟な発想を取り入れることこそが、長~い結婚期間を幸せに過ごす秘訣かもしれませんね!

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2015年7月17日]

 

【参考】
※1. 杉山 由美子(2014)『卒婚のススメ 人生を変える新しい夫婦のカタチ』静山社文庫