アタマジラミというと、学校の歴史の授業で、戦後に流行ったなんて教わった記憶がないでしょうか? しかし現代でも、子どもが集団生活をしていると、アタマジラミに罹ることがよくあります。年間を通して意外と発生しているのですが、プール前に検査をして見つかるなんてことも!

 

■ アタマジラミってなに?

アタマジラミとは、人間の頭皮や髪の毛に卵を産んで繁殖していく、小さな虫です。一見、髪の毛に白いものが付いて、「ほこりかな?」と思えるほど卵は小さく、成長すると動きが早くよくわかりません。

シラミは血を吸うため、シラミがいると頭がかゆくなります。卵の状態では殺すことができないため、専用のシャンプーで成長したシラミを殺して、徐々に数を少なくさせて駆除します。また、卵は専用のコームですいて取ります。

 

■ もしも、アタマジラミが子どもの頭についてしまったら?

専用のコームで卵を救い、専用のシャンプーで頭を洗うようにします。シャンプーは2~3日に一度となりますが、専用シャンプーを使わない日はいつものシャンプーで洗って大丈夫です。

・頭どうしをくっつけることはしない
・枕カバーやシーツなどは共有せず、こまめに洗う
・洗濯したものはアイロンを掛けるようにする
・掃除機をかける

このようなことを、日々注意することが大切になります。また、女の子は長い髪の毛からショートカットにするのも効果的です。

 

■ 原因は不潔だから?

アタマジラミは、不潔だから罹るものではありません。子ども達が集団で生活をしていると、頭と頭がくっついたり、帽子をかぶりっこしたり、保育園などではお昼寝の寝具を共有で使ったりすることによって、簡単にうつってしまいます。

なお、アタマジラミから他の病気がうつることはありません。

アタマジラミの卵はしっかり髪の毛にくっついており、普通のシャンプーでは駆除できません。適切な処置をしないと、ずっと頭にシラミがいることになってしまい、気づかないうちに他の人たちにうつしてしまうこともあります。

 

子どもが頭をかゆそうにしていたら、シラミのサインです。それでもわからない時もあるため、定期的に膝の上に座らせてコミュニケーションを取りながら、頭を見てあげるのも一つの予防になりますね。

[執筆:三木 育美(保育情報アドバイザー), 2015年7月8日]

 

【参考】
東京都福祉保健局「アタマジラミ対策パンフレット等」