仕事もプライベートも自分次第で自由な選択を……と頭ではわかっていても、日々職場やSNSに流れる同僚・友人・知人の近況を知っては心が乱される女性も多いはず。そこで、今回は仏教の教えに力を借りて、いろんなことを気にせず、心穏やかに生きる知恵をご紹介しましょう。

 

■ 不安・怒り・煩悩を感じない心構え

密蔵院住職で、ベストセラーも持つ名取芳彦氏の著書『気にしない練習』(※1)は、不安・怒り・煩悩を”放念”するヒントをまとめたもので、仏教の考え方をわかりやすく日常に取り入れる感覚で書かれています。見開き2ページで、身近なテーマを取り上げとても読みやすく、ラクに生きるための考え方が示されています。

仏教は「いい人」を目指すための教えではなく、心がおだやかになるための教えなのです。

とあるように、本書が目指すところも、「心がおだやかになる」こと。何かお説教をされるというより、こんな考え方もあるんだ! と気にしないコツを教えてくれます。

 

■ 筆者お気に入りの教え

この本で仏教の教えを読んでいると、2500年前のお釈迦様の時代から、時代は変わっても人間はいつも同じような感情に悩まされながら、生きていることを実感します。

そして、そこにある解決の糸口は、多くの先人達の経験に基づく本質的なメッセージとしてすんなり心に入ってくるので不思議です。現代にも通じる、筆者お気に入りの教えをご紹介します。

  • 年を取ることは、許せることが増えること
  • あなたが人からどう思われるかではなく、あなたが人をどう思うかのほうが、ずっと大切
  • 人生に「勝ち負け」はない
  • 「私をわかってほしい」が、心の器を小さくする
  • 絆は注意しないとあなたをしばるのです。寂しさを埋めるために、必要以上に絆を求めて人とつながりすぎると、心の自由がなくなっていきます。つながらなくても生きていける、しなやかで芯のある心をあなたは持っていますか

 

いかがでしょうか。特に女性の人生では、働き方や生き方が多様になればなるほど、納得のいく選択ができているのかどうか不安になることもしばしば。ですが、雑念を取り払って、自分の心に素直になれる仏教の教えを取り入れてみるのもオススメです。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー) 2015年7月23日]

 

【参考】
※1. 名取芳彦(2015)『気にしない練習』三笠書房

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