ビジネスシーンで「ダイバーシティ」が騒がれる昨今、男女の差よりも年代による価値観の差、いわゆる「ジェネレーションギャップ」のほうが大きいのでは? と感じることはありませんか? 実は時代背景の影響で、仕事や会社に対する価値観が大きく違うのです!

 

バブル世代

1961年生まれ~1970年生まれまでと定義されることが多く、日本のバブル期に就職した世代。現在40代中盤~50代前半となっており、管理職として多い世代となっています。世渡り上手で、対外的な人当たりも柔らかく、コミュニケーション能力が高いと評される反面、自分の対外的な評価をとても気にし、他人との比較で劣等感を持ちやすい「見栄っ張り」ブランド志向の気質があるのが特徴。「飲みニケーション」が好きな世代でもあり、部下となる若い世代とコミュニケ―ションが取りづらいと感じている声も聞きます。

 

氷河期世代

就職氷河期世代に正確な定義は存在しないようですが、一般的には1970年生まれ~2005年生まれの人が該当します。また、卒業年が2010年度以降を新就職氷河期といわれ、1987年生まれ以降の人が該当します。就職氷河期はバブル崩壊をきっかけに、新就職氷河期はリーマンショックをきっかけにその1,2年後から始まっています。

就職氷河期は競争が激しいため、全体の傾向として、自分が希望をしていた会社よりも一つランクの低い会社に入社するケースが多く、他の世代より優秀な場合が多くなっています。また、無事に就職できていても将来を悲観的に見ている傾向が強く、給料を貯蓄する傾向があり、晩婚化、出産の高年齢化もあります。

特に就職が厳しかった2000年代前半に就職した世代は、消費に抵抗を持つ人が多く、若者の車離れやアルコール離れが始まったのもこの頃からであり、嫌消費世代と呼ばれています。キャリア志向も強く、会社や社会に対して冷めた目を持ち、お金に堅実な方が多い印象です。

 

ゆとり世代

2002年度学習指導要領による教育(ゆとり教育)を受けた世代で、1987年生まれから2004年3月生まれを指します。ゆとり社員の特徴を解説した書籍(※)によれば、「上司とのお酒をきっぱり断る」、「顧客よりも自分のやりたいことにこだわる」、「ストレス耐性が低い」、「グーグル先生に依存しすぎる」など、筆者もうなづける特徴があげられています。

 

いかがでしょうか。個人差はあると思いますが、上司・先輩・後輩の特徴を知って職場のコミュニケーションのご参考にしてみてください。

[執筆:藤崎葉子(キャリアアドバイザー) ,2015年7月24日 ]

 

【参考】
※1. 池谷 聡(2008)『職場を悩ます ゆとり社員の処方せん』朝日新聞出版