あなたの家庭では、夫はお小遣い制ですか?

実は、私の相談室にいらしてくださるご相談者のお話をうかがっていると、夫のお小遣いにまつわるあれこれが夫婦の確執の原因のひとつとなっていることが意外に多いのです。今回は、夫がお小遣い制の場合の夫婦円満のちょっとしたコツを2つご案内します。

 

■ 追加要求にはソフトに優しく対応を

まず1つめは、約束した額のお小遣いでは足りず、夫が追加の要求をしてきたときに、夫婦関係を悪化させないためのコツ。

夫の追加要求に対して、「ここで甘い顔をしてはいけない」とばかりに、鬼のような形相で「はぁ?! 」というのが第一声になってしまっているとしたら要注意! 要求を受けた妻の頭には、日々のやりくりの大変さ、追加する分の穴埋めはどうするか、その他さまざまなことが一瞬のうちに浮かび、家計を守りたい思いからくる困惑と怒りとで思わず鬼の形相になってしまうわけですが、実はこれはとっても損なこと。

結局は追加を受け入れてあげる場合はなおさらですが、追加を断る場合でも、わざわざ鬼の形相をして嫌われる必要はありません。どうせ追加を受け入れてあげるのなら気持ちよく、追加を断る場合でもソフトに優しく対応するのが夫婦関係を悪化させないコツです。

 

■ 渡すのは、「お小遣い+ 感謝とねぎらいの気持ち」

そして2つめは、夫にお小遣いを渡すときに、夫婦関係をより良好に持っていくためのコツなのですが、あなたは夫にお小遣いを渡すとき、どのようにしていますか?

現金をそのまま手渡す、封筒に入れて手渡す、黙ってテーブルの上に置いておく、その他いろいろな方法があると思いますが、どんな場合でもその際には、夫への感謝とねぎらいの気持ちを添えてみましょう。口頭で伝えるのもいいですが、きれいなメモを付けたり、入れた封筒に直接メッセージを書いたりして、あとに残るような形で気持ちを伝えるのもおすすめです。

ひとりでも簡単に考えられる夫婦円満のコツは、「相手の嫌がることをしない」 「相手の喜ぶことをする」 というこの2つです。夫のイヤなもの、それは妻の怖い顔やイヤな顔。そして、夫の喜ぶこと、それは妻から感謝やねぎらいを受けることです。

 

二人の形が恋人から夫婦に変わると、なぜか実行が難しくなるのが現実ですが、トラブルが発生しがちなお小遣いについても、この2つのコツを意識してみてくださいね。

[執筆:糸瀬 彩湖(行政書士/夫婦カウンセラー), 2015年7月23日]