暑い日に涼を感じるモチーフの代表的なひとつが「水玉(ドット柄)」。水玉のイメージは、シャボン玉、噴水、シャワー、水滴などで、様々な水の様子を表します。筆者の開催する「水玉を描く色彩のワークショップ」では、参加者は自分の色彩表現から、自分と周囲の人との心理的な位置関係を読み解きます。色彩ワークを家庭でお子さんと一緒に、またはパートナーと気軽にチャレンジしてみてください。

 

■ 水玉を描く色彩ワーク

画材は、水彩絵具を使用し、水玉表現はタイトル画像も参考にしてください。

<ワークの手順>

  • 1. 白い画用紙に自分を水玉で表現します
  • 2. 次に、身近な人・大切な人を表現します
  • 3. 上記以外で自分に影響ある人を表現します
  • 4. 白く残った部分に、1から3以外のものを描きます(水玉以外の表現も可)

描かれたものは、人間関係を水玉で写した小さな社会です。

 

■ 水彩がもたらす感覚

色彩ワークでは絵の出来は問題ではなく、水玉がテーマであるのにそのように描かれない表現があっても良いのです。水を使用する水彩は、涙や汗に近い感覚も味わい、感情排出の疑似体験にもなります。

「水に流す」という表現があるように、心の中のわだかまりを画用紙の上で、水をたっぷり含んだ絵筆を遊ばせると、表現の自由が楽しめます。この水彩の特性を利用して、感情を水玉に乗せて次々と描いてみましょう。

 

■ 水玉が教えてくれること

前述のワークにおける、1から3は下記のように読み解くことができます。

・ 大きな水玉… ハッキリした感情・大切な物や人
・小さい水玉… 形容しにくい感情・将来
・沢山の水玉… 浮かんでは消える感情、繰り返しの事象

4の表現だけは他とは違って余白を埋める行為で、1から3までを描いた後にバランスをとるための役目です。これを沢山描いた方は、細かなことや体裁を気にする傾向にあります。

 

ボーダーの直線の表現に比べ、水玉は規則性よりも動きがあり、受け止める人によって様々な感覚を呼び起こすモチーフ。新しい色や息吹を与えれば、現在抱えている感情、近い将来を予感させる表現が見つかるでしょう。

色彩ワークの結果を現在と照らし合わせ、問題解決の糸口や行動パターンの見直しにも役立ててください。誰かと一緒にワークに取り組めば、日頃は口に出して言えないことが解るなど、新鮮なひと時が過ごせますよ!

[執筆:桜井まどか(美エイジング(R)心理カウンセラー), 2015年7月26日]