人間関係において、「どうしてあの人はあれに気づかないんだろう?」「なんであんな行動を取るの?」とイライラすることがありますよね。今回は、そんなあなたが知っていると気持ちが楽になるものの見方、捉え方についてお伝えしていきます。

 

■ 表情、しぐさ、視線などのコミュニケーションが得意?

みなさんは、他の人がどんな態度を取っているか、よく観察していたり、気になるほうですか? 例えば、職場で誰かが重いダンボール箱を持って運ぼうとしていたら、何も言われなくてもさっとドアを開けようとするほうでしょうか?

「そんなの当たり前」と思うかもしれませんが、社会には、表情、態度、身振り、視線、声の調子などの非言語コミュニケーションによく気づき読み取るのが得意な人と、話す言葉の内容そのものからコミュニケーションを取ろうとし、非言語から読み取るのは苦手な人がいます。これはよい、悪いではなく、人により、これまで形作られてきたその人の1つの行動の特性です。

 

■自分と他の人の違いを理解すると楽になる

もし、あなたが、普段から人の表情やしぐさに気づくのが得意なタイプの場合、「どうしてあの人は気づかないの!」とイラッとすることがあるかもしれません。しかし、そういう特性を持つ人もいる、ということが分かっていれば、相手が自分について何か怒っているからやらないわけではない、意図的ではなく、普通にしているだけなんだ、と理解でき、イライラする気持ちも楽になるのではないでしょうか。

そんな人がいることがあなたにはビックリかもしれませんが、人は皆あなたと同じように物事を見たり感じたりするわけではないのです。このタイプの人は、言葉の内容そのものを重視するので、何かして欲しいことがあれば、はっきりと言葉で伝えるとよいのです。

 

■ 自分が、“言葉の内容そのもの”を重視するタイプなら?

また、あなたが、普段相手の言葉の内容から物事を理解しようとするタイプなら、「世の中には、非言語でコミュニケーションしようとする人も多いのだ」と認識しておくとやりやすくなるでしょう。自分の部下や周りの人に、よく感情を表情に出す共感的な人がいたら、時には意識して自分も気持ちを表していくと信頼関係がより築きやすくなります。

大事なのは自分のやり方、考え方だけが正しい、と思わないこと。自分と相手との違いを認めると、人間関係はぐっとラクになっていくのです。

 

[執筆:渡部 幸(コーチ/キャリアコンサルタント), 2015年8月3日]