来年度からの保育園利用を考えているママ、プレママのみなさん。保育園の見学には行かれましたか? 早い自治体では、例年11月頭ごろから次年度の入園受付が始まるため、気候にも恵まれる9月、10月頃が見学のピークになるようです。今回は、保育園の検討と合わせて考えておきたい、子どもが熱を出したときの対応(病児保育)についてお伝えします。

 

■早い段階から意識しておきたい「37.5℃」

保育園では、体温が37.5度以上ある子どもの保育が難しいため、急に熱が上がった場合には保護者にお迎え要請の連絡がきます。「37.5℃」は、保育園に通えるか通えないかを判断するボーダーラインでもあるので、働くパパとママにとっては葛藤の数字なのです。

何かと慌ただしい「保活」。保育園に入ることがゴールになっていると、入園後のリスクにまではなかなか気を回せないものですが、いざ入園が決まり通い出したところで、頻繁に熱を出して連絡が来るケースも多いので、そんな時のために備えておくことは大切です。職場復帰直後のママは仕事のカンを取り戻すのでやっと……という方も多いため、想定外の事態に慌てふためいたりしないためにも、万が一の時のことを考えておくと安心ですよ。特に、パパや祖父母などにお迎えや看病を頼めない家庭はなおさらです。

 

■ 登園できない家庭の心強い味方、病児保育

病児保育とは、保育園に通っている子どもが病気になった際に、仕事を休めない保護者に代わって看護師や保育士がお世話をしてくれるサポートです(病気回復後に経過をみる場合は「病後児保育」)。共働き家庭の増加とともに、通常の保育園と同様、病児保育のニーズも拡大しています。

病児保育は、小児科などの医療施設や保育園に併設されているケースや、病児保育室として単独で運営されているケースが一般的です。最近では、病児保育士が家庭に急行してくれる訪問型のサービスも増え、人気を集めています。事前の会員登録などが必要になることもあるのでチェックしてみてください。

 

■ 病児保育を知るきっかけに

現在放送中のTBSドラマ『37.5℃の涙』は、病児保育士を題材にした物語。急な発熱などで保育園に通えないときの親と子、それぞれの揺れる感情や、さまざまな困難を乗り越えて絆を深める親子の姿がリアルに感じられ共感します。このドラマの原作(コミック)は、訪問型病児保育の先駆けとして有名な認定NPO法人フローレンスがモデルになっているのですが、代表の駒崎弘樹氏がドラマのオンエアと同時進行で発信するツイートが人気となっています。実際のエピソードや病児保育士の仕事について解説されているのでより理解が深まります。興味があればぜひチェックしてみてくださいね。

 

いかがでしたか? いざという時のために、保育園の検討と一緒に情報収集してみてはいかがでしょうか。全国病児保育協議会(※1)のHPやお住まいの自治体HPなどで確認できます。

[執筆:渡辺さちこ, 2015年8月10日]

 

【参考】
※1. 全国病児保育協議会「病児保育とは」
※ 『37.5℃の涙』はTBS系のテレビドラマ
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。