先日、2日間に渡るメンタルヘルス関連の研修講師をしたのですが、最後に、受講者の方々に訊いたことがあります。それは、「2日間で学んだことを活かして、これから何をしますか? たった1つで良いので決めて発表してください」と。

受講者の方々は、それぞれに「この本を読んでみようと思った。」とか「このスキルを自分に使ってみようと思った。」などとおっしゃいます。これは、研修の内容を忘れないでもらうためだけではありません。学んだことを活かすという次のステージで、実際に何を行うか明確にしてもらうためにやっています。

 

■ ポジティブワードで自分の心に宣言する

発表することは自分の心に宣言するようなもの。同じように、日常生活の中で何等かの課題にぶつかった時に、それに対して「自分は大丈夫。」「必ず出来る。」と宣言する、ということにも使えます。このように、自分の心に宣言することを「アファメーション」と言います。

アファメーションを行う時は、ポジティブな前向きな言葉を使うこと。「●●しない」ではなく、「●●する」と宣言します。また、自分に対してだけでなく、それを誰かに聞いてもらうという方法もあります。誰かに宣言するということは、声に出して言うことですから、発した言葉がまた自分の耳に入ってきます。そのような「アファメーション」は繰り返し行うと効果があると言われています。

 

■ 各々、自分の心に栄養を与える工夫を!

私たちは普段から、心の中でたくさんの一人会話をしています。心が疲弊してくると「あれはまずかった。」「またやってしまった。」「もうダメだ。」などと否定形のオンパレードになってしまうこともあります。

そんな時こそ、ポジティブな言葉を使って「アファメーション」してみましょう。「アファメーション」は自分の心に栄養を与えるようなものと筆者は考えています。ぜひお試しください。

[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー),2015年8月11日]

 

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