仕事で上手く行かないとき、「何でこんなに上手く行かないの?」と自分が嫌になってしまうことが、あなたにもあるのではないでしょうか。今回は、こんなときに役立つ、問題解決の1つの手法をお伝えしていきたいと思います。

 

■ どの部分で起こっている? 細かくすると見えてくる

まずポイントは、「上手く行っていないのがどの部分なのか」切り分けをしてみることです。筆者がセミナーなどで伝えているNLP(神経言語プログラミング、つまり脳の使い方)では、人の捉え方には「5つの段階がある」と考えます。

その5つとは、「環境」「行動」「能力」「信念・価値観」「自己認識」。問題が起こった時、この5つの中のどの部分に原因があるのか、細かく切り分けをしてみると役立ちます。

例えば、仕事の量が多すぎて全然終わらず、残業が続いているとしましょう。これは、あなたのどの部分が上手く行っていないのでしょうか?

  • 人間関係が悪い、会社が遠くて通勤時間がかかる、などの「環境」でしょうか?
  • 残業と言っても、疲れてダラダラやってしまっていて効率的には全然はかどっていない、などのあなたの「行動」で改善できるところがありそうでしょうか?
  • 理解できていない仕事の内容があって進みが遅い、など「能力」の部分でしょうか?
  • 「どうせ、こんな量、終わるはずがない」「自分ひとりでやらなければならない」などの自分の思い込み、つまり「信念・価値観」の部分でしょうか?
  • 「この仕事は自分が本当にしたいことなのか」など自己のアイデンティティー「自己認識」に関わる問題なのでしょうか?

 

■ 自分が動くことで解決できる部分を探す

次に、切り分けた中で、自分が動くことで変えられる部分を探します。

仕事が多く残業続きの場合に、「ダラダラやって効率的ではなかった」ことが原因だったとします。時間短縮するけれど本当に集中してやってみよう、とやり方を変えてみましょう。また、他の人が残業しているので悪いと思い帰れなかった、が原因なら「すいません、体が参ってしまってるので、今日はお先に失礼します」と勇気を出してみることも変化を起こせますよね。原因が複数見つかる場合もありますが、1つずつやり方を変えてみましょう。

もちろん根本的に「転職する」という解決策もあると思いますが、まずその前に問題を細かくし、解決策を見つけやすくしてみてくださいね。

[執筆:渡部 幸(コーチ/キャリアコンサルタント), 2015年8月13日]

 

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