小さな頃は仲良く遊んでいた姉妹も、成長するにつれ行き違いが生じることも。それでも関係が修復できればいいのですが、なかには疎遠になってしまう姉妹もいます。

母娘関係改善カウンセラーの筆者は、姉妹トラブルについてのご相談を受けることがありますが、その中で、どちらか一方が秘密主義でもう片方が悩むというケースがあります。

例えば、学生時代に姉が妹の成績を聞いてくるが、自分は一切教えない。自分が高校に入ると、今度は妹が目指す学校が気になるらしく、やたらと成績を聞いてくる。しかし、妹の受験する高校が自分より下のランクだと、姉が急に妹に優しくなるといった話も聞きます。

 

■ 結婚したら、夫の収入まで聞いてくる

反対に、妹が姉にプライベートな事をやたらと聞いてくるのに、自分は秘密主義というケースもあります。

B子さんは、姉妹とも既婚で同じ県内に暮らす2歳下の妹の事がよくわからないといいます。妹はずっと前から秘密主義で、働いているときも自分の給料は言わないのに、姉の収入についてはいつも聞いてきました。B子さんは問われるままにボーナスの金額も教えていましたが、妹の事は何一つ知らないことに気が付いたのです。その後、半年違いで結婚式を挙げることになり、利用するのはどのホテルなのか、規模はどの程度か、いろいろ尋ねられ、ドレス選びの時も妹は着いてきました。しかし、自分の事は一切話しません。

結婚後、遊びに来た妹は家の中をじっくり見まわった後に、夫の年収を聞いてきました。これにはさすがに驚き、「どうしてそんな事が気になるの」とたずねると、妹は黙り込んでしまったそうです。両親は、姉妹を比較することは全くといっていいほどなかったのですが、なぜか妹は姉のことを知りたがるというのです。

 

このようなケースの場合、姉に対する妹の競争心ということで話が収まればいいのですが、姉の事が気になって仕方がないという妹の執着には、少々注意した方がいいでしょう。聞かれても答えたくないことは、やんわりと断る。一方で妹の状況を夫である義弟に尋ねる必要があることも。執着が増している場合、何かしらのストレスで心のバランスが崩れている可能性もあります。一番つらいのは妹自身であり、そこは姉妹だからこそ、相談にのることも可能なはずです。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー), 2015年9月5日]

【参考】
※写真:Jozef Polc / 123RF.COM、本文とは関係ありません