転職活動をする中で、求人情報を見ながら「この会社は、残業がない」なんて書いてあるけど、本当はどうなのだろう? などと迷ってしまうことがあります。今回は、入社する前に役立つ、会社の選び方についてキャリアコンサルタントの立場から情報をお伝えしましょう。

 

求人情報から会社の雰囲気、求める人材を読む

まずは、求人そのものからどんな会社か、できるだけ読み取るようにします。

・設立年や従業員数からベンチャー企業か、古い会社なのか、1000人以上の大企業か、数百人の中堅企業か、100人未満の小規模の会社なのかが分かります。

・従業員数の中でも女性の数、パート社員の数、平均年齢などが分かれば、会社に非常に男性が多い雰囲気なのか、パート社員がメインで仕事を支えているような会社なのかが推測できます。

・「仕事内容」の記載や「事業内容、会社概要」の内容、「求めている人材」などの欄にはどのようなことが書いてあるでしょうか?

“チャレンジ精神旺盛な、新しい発想がある人が活躍できます”と書かれている会社と“チームワークを重視し、真面目にコツコツ仕事に取り組む人材を求めています”という会社では、欲しい人材が違うことはよく分かりますよね。じっくりと記載内容を読み込みましょう。

 

■ 面接はあなたの観察の場でもある

次に、会って話が聞ける面接の場が活用できます。もちろん面接は採用側があなたをじっくり見る場ですが、同時に応募しているあなたも企業を見極める重要な場でもあります。面接官の質問の仕方はどうでしょうか? 特に実際の上司や現場の人と思われる面接官がいた場合、好感はもてるでしょうか? よく話ができそうなタイプでしょうか? ぶっきらぼうな人がダメということではなく、時々とてもネガティブな言い方だけをする人や、人の話を聞いていない人もいますので、そんな場合は現場でも起こるかもしれない、とイメージしておきましょう。

残業や育児休業、給与、などのことも聞きたいところですが、面接の場では熱意を入れながら待遇の質問は1つにし、内定の連絡があったら、入社前にしっかりと確認の場を持つことをお勧めします。また「職場の見学をさせていただけますか?」と面接でお願いするのも、よく観察できるコツです。

 

客観的な会社の状況が知りたいときは、『VORKERS』というウェブサイトも手掛かりになります。大手の会社メインになりますが、働く人の声が集まっていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

[執筆:渡部 幸(コーチ/キャリアコンサルタント), 2015年9月3日]

 

【参考】
『VORKERS』
※写真:tooru sasaki / PIXTA(ピクスタ)、本文とは関係ありません