コミュニケーションスキルの一つとして注目されている「アサーション」。アサーションは「自分も相手も大切にする自己表現」で、特にビジネスの場では自分のいいたいことを遠慮しがちな女性にとって必須なスキルです。最近、マンガによるビジネス書が増えていますが、 ついにアサーションも日本で第一人者である平木典子先生によるマンガ版『マンガでやさしくわかるアサーション』(※)が出版されました。

 

■ 一方的に我慢していませんか?

女だてらにずけずけと意見を言うのははしたない、常におしとやかに黙って従うことを期待されがちな日本の女性。しかしビジネスの場でいつもこのような態度でいたら、やりたい仕事にありつけず、雑用ばかり押しつけられ、残業が続き……、とストレスがたまってしまいそうです。女性が自律的に、自分の意見を持って補助的な仕事だけでなく、一人前に自分の判断や自分のアイデアを仕事に発揮していくためには、しっかりと嫌みなく自己主張できるアサーションというスキルが必要だと筆者は考えています。

 

■ 仕事と家庭の両立にアサーション

例えば、子育て中のワーキングマザーであれば、残業ができないためより効率良く、他の人に手伝って欲しいことはどんどん依頼していかなければ仕事が終わりません。また、職場だけでなく家庭でも自分が全て家事・育児を抱えるのではなくパートナーにも分担を求める必要があります。それを、心苦しいと思わず相手の立場も尊重して伝えられたらだいぶ楽になるでしょう。

 

■ 管理職になるためのアサーション

また、女性がリーダーシップを発揮するためにもアサーションは必要です。管理職やリーダーとなるには、必ずしも威圧的、カリスマ的な態度をとる必要はありませんが、指示や伝達事項はしっかり伝えていく必要があります。よく女性で自分で全部手を動かしてしまうタイプの方をお見かけしますが、自分ではなく人を動かすためには、遠慮せず部下も大切にしたコミュニケーションをとりたいものです。

マンガ版アサーションでは、一人の女性が自分を押し殺さず、上手に自己主張して本当にやりたい仕事を実現していくストーリーでとても共感できます。細かい表現方法もマンガだとわかりやすいと思いますので、是非この秋アサーションをマンガで学んでみてはいかがでしょうか。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2015年10月2日]

 

【参考】
※ 平木典子(2015) 『マンガでやさしくわかるアサーション』日本能率協会マネジメントセンター
※ 写真:Andriy Popov / 123RF.COM、本文とは関係ありません