待機児童や保活など、保育園の入園の大変さはニュースでも取り上げられることも多く、目にしたり聞いたこともあるのでは。しかし「保育園」だけではなく、「幼稚園」への入園も、すんなりとはいかないようです。

 

■少子化なのに大変なのは、なぜ?

今は少子化と言われており、実際に子どもの数は減少傾向。それを考えると、子どもの数が減った分、幼稚園には簡単に入れそうなイメージを持たれがちですが、実際はそうともいかないのです。その理由は、子どもの数が減って園児を集められず、閉鎖になった園が多くあるため。少ない子どもを奪いあうために、園同士の競争が発生。魅力的な特徴がない園は、自然と子どもの申込みが減り、園児を集められずに閉園となってしまったようです。

 

■ 幼稚園の数が減ったから入園が大変になったの?

たしかに、幼稚園の数が減ったから、入園が大変になったことも考えられます。しかしそれよりも、子どもを集めるために各園がそれぞれの特徴を全面的に出すようになり、人気の園への申込みは殺到。その結果、倍率が上がり、人気のある幼稚園は入園願書をもらいに行くだけでも、朝の5時台から並ぶところもあるようです。

また、保育園のように兄弟で同じ園に通うことができずに、保護者が大変な思いをしているご家庭もあるようです。幼稚園の場合は、親が関わることがよくあるため、兄弟が別々の園だと保育園同様に大変な思いをすることになります。

 

■ 幼稚園か保育園どちらかに入れなくてはならないの?

幼稚園も保育園も義務教育ではないので、小学校に上がる前にどちらかに絶対に通わせなければならないことは全くありません。

ただ、小学校に入っていきなり集団行動をしなさいと言われても、今まで集団で行動したことがない子どもは、子どもは順応が高いといわれてもやはり大変です。集団生活をするために幼稚園に子どもを通わせているご家庭もあります。また、幼稚園や保育園に通わせず、プレーパークと呼ばれる遊び場で遊ばせているご家庭もあります。

 

子どもを取り巻く環境の変化スピードはとても速くなっています。幼稚園も保育園も上手に情報収集して、活動を乗り切ってください。

[執筆:三木 育美(保育情報アドバイザー), 2015年11月15日]

 

【参考】
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。