いざ育児が始まってみると、育児は思った以上に大変。抱っこをするのも、沐浴をするのも、授乳も、おしめを替えるのも思い通りにいかない。赤ちゃんがなぜ泣いているかわからない。自分は育児に向いていないのかもしれない。初めての育児にそんな戸惑いを抱いていませんか? これは、仕事では経験や実績のあり、能力も実力も高い女性が陥りがちなパターンの様に思います。

 

■ 赤ちゃんもママも0才

赤ちゃんも0才なら、ママも0才です。初めての育児に慌てることばかりで当たり前。だからこそ、出産後に病院で沐浴教室や授乳教室があるのです。誰しもが上手にできるのならこれらレッスンは必要ないですよね。そして、これは筆者やママ達の経験ですが、始めの数か月は赤ちゃんが泣いている意味がわかりませんでした。それでもしばらくすると、この泣き方は甘えているのね、お腹がすいているのね、などわかってきたものです。

 

■ “新入社員の時”の自分を思い出してください

それでも「私は育児に向いていないかも……」と落ち込む時は、ご自身の新入社員時代を思い出してください。始めは電話の取り方、名刺の出し方、お客様との打ち合わせ。全てが始めてのことばかりで、緊張の毎日だったと思います。今はいかがですか? 会社の電話を取る時に新人時代の様に緊張をしますか? ほとんどの方の答えはNoだと思います。毎日の少しずつの経験を積み重ねて、失敗を重ねながら今のあなたがあると思います。

 

■ 夢は北極星、目標は電信柱

「夢は北極星、目標は電信柱」

この言葉は『解決志向ブリーフセラピー』(※1)の本の中で出会いました。夢は大きく、目標は小さく。北極星があれば進んでいる方角がわかります。そしてまずはとりあえずあそこの電信柱まで歩けばいいね。となるわけです。目標は小さく、すぐ手を伸ばせば届く所。そして到着したのがわかるものが最適なのです。

始めの頃に比べて抱っこが上手にできた、おしめ替えの要領を得てきた、どんなに些細なことでもいいのです。電信柱(小さな成功体験)を沢山通過することで北極星に少しずつ近づいて行っているのです。

 

小さな成功体験を沢山積み重ねていくことで、きっとあなたの子育て生活も楽しくなっていきます。素敵な子育てライフをお過ごしください。

[執筆:久保木 惠子(コーチ), 2015年11月24日]

 

【参考】
※1. 森俊夫、黒沢幸子(2002)『森・黒沢のワークショップで学ぶ 解決志向ブリーフセラピー』ほんの森出版、pp.94より