2015年9月5日『愛媛新聞デジタル』は、愛媛で今シーズン初のインフルエンザの集団発生と学級閉鎖を報道。1997年以来、最も早い流行とのこと。インフルエンザ流行期が長引く可能性もあり注意喚起が行われています(※1)。これからインフルエンザが本格的に流行する季節。今回はいつもの予防にちょっとひと手間、効果的なインフルエンザ対策をご紹介します。

 

■ まずはインフルエンザ予防の基本から

インフルエンザウイルスの感染経路は大きくわけて二つです。ウイルス粒子が人から人へと移る飛沫感染。そして、ウイルスのついた手でドアや手すりを触り、他の人へ移る接触感染。

これらの感染を防ぐため、帰宅時のうがい、手洗いを心がけましょう。手洗いは石けんをつけて手の甲、指先、手首まで念入りに洗いましょう。混雑する場所に出かけないというのも、大切な予防のひとつになります(※2)。

 

■ いつもの加湿に精油を加えましょう

湿度60%でウイルスは死滅するとはよく言われていることです。お部屋の加湿も忘れずに行いましょう。今回のポイントはこの加湿に「精油」を加えること。なかでも、ウイルス対策には抗菌作用が高いティーツリー、ユーカリが有効です(※3)。

 

■ 精油の力は実験で実証されています

中平比沙子氏らの研究論文(※4)によると、ティートリー、ラベンサラ、ユーカリ・ラディアタの精油には、ウイルス感染細胞に直接添加させることで対象ウイルス量を減少させる抗ウイルス性があることが判明しました。

更に、マウス実験では、インフルエンザウイルスを感染させる前にユーカリ・ラディアタの香りを予防として吸入していたマウスは、香りをまったく吸入しなかったマウスや感染後に香りを吸入したマウスに比べて生存率が高かったという実験結果もあります。
いかがでしょうか? いつもの加湿に精油を加える。ウイルス対策のみならず、お部屋一杯に広がる精油の香りを楽しめるのもこの方法のメリットです。冬本番を前に精油の準備をするのも楽しいかもしれません。尚、妊婦さんや赤ちゃんには禁忌精油があります。信頼できるアロマセラピストに確認をして使用することをお勧めします。

[執筆:久保木 惠子(コーチ), 2015年12月23日]

 

【参考】
※1. 『愛媛新聞デジタル』「県内インフル集団発生 松山で学級閉鎖」
※2. 『政府インターネットテレビ』「インフルエンザ予防のために~手洗い・マスクのススメ」
※3. 林真一郎(1995)『アロマテラピーLESSON』主婦の友社
※4.中平比沙子氏『アロマテラピー学雑誌』9(1), 38-46, 2009-03, 「植物精油の直接接触および芳香暴露の抗インフルエンザウイルス作用に関する研究」日本アロマ環境協会