働く女性も40代ともなると、これまでの成功体験から、自分の仕事のやり方に対する自信もでき、自分なりの仕事の進め方など「個人のスタイル」というのが確立されている方も多いのではないかと思います。実際にそのやり方が評価され、リーダー職、管理職で活躍されている方もいらっしゃいます。

一方で、自分のスタイルと違う同僚や部下がいることも事実です。知らず知らずのうちに、自分のスタイルではない仕事の進め方に対して、あまり好ましくない感情を抱いてしまうことも往々にしてあることですね。

 

■ 「相手のスタイル」が認められず感情に囚われてしまう

筆者が最近、働く女性からの相談を受ける中で感じているのが、例えば上記のように「自分のスタイル」ではない相手に対して感じる「個人の感情」に囚われてしまい、そのことで悩んでいる方の存在です。

わかりやすく説明すると、任された業務を6割ぐらい仕上げた段階で上司に確認し、残りの4割を仕上げていくという方法が「あなたのスタイル」だとしましょう。

逆にあなたの部下は、とにかく自分で何でも考えて進めていきたいタイプで、9割ぐらいを締切ギリギリまでかけて仕上げてくるタイプだとします。

さて、そんな部下が、9割がた自分の思い込みで仕上げてきた資料を持ってあなたに相談しに来ました。そんな時、「イライラする」などと感情がフツフツと湧いてきませんか?

 

■ 「事実」と「感情」を分けて対処する

そんな時にお薦めなのが、「事実」とあなたの心の中に湧き上がってきた「感情」を分けて捉えること。

例えば、前述の例でいえば「自分と仕事の進め方のスタイルの違う部下がいる」というのが「事実」です。

次に湧き上がってくる「感情」ですが、これは「自分と違うスタイルだからやりにくくてイライラする」「部下がアドバイスを受け付けないことに腹がたつ」などですね。この「感情」の部分はネガティブ感情でもかまいません。自分の感情は否定せずに受け取りましょう。

最後に「事実」に対して他の「捉え方」ができないかどうか考えてみましょう。やりにくい、受け付けないという捉え方ではなく、自分でできるように精一杯工夫しているようだ、などと捉えてみると「感情」が変わってくることに気付くはずです。感情に囚われない人になるためにあなたができることの1つです。

[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー), 2016年1月19日]