あなたは今まで何回の転職経験がありますか? 一般的に女性の場合は、男性よりもライフスタイルによって様々な働き方を選ぶ傾向があるため、転職回数も多くなりがちです。

正社員を目指す場合、どのような職種や業界だと就職(転職)しやすいのでしょうか。今回は筆者がキャリアコンサルタントとして得てきた生の情報をお伝えします。

 

■ まず関係するのは企業の規模

あなたもご存じのように、やはり日本の企業、特に大企業には「転職回数ができれば少ない人を希望する」傾向が根強くあります。仕事の経験のない新卒を大量採用し、一から自社の風土、文化に合う人を育てていこうとする従来の手法を重視しているためです。転職回数が多い人にはこういった企業は向かないでしょう。数百人よりも下の規模の企業を中心に探したほうがよいですね。

 

■ 外資系と業界による傾向で可能な場合も

規模が大きめな企業でも、外資系の場合には例外があります。特に100%外国資本などの企業では、新卒を育成する日本文化よりも、能力重視、経験重視の傾向が強くなりますので、転職回数よりも、どのようなスキルを身に付けてきたか、が重視されます。

また、転職回数をあまりマイナスとは捉えない業界もあります。例えば、ファッションアパレルなどの流通業界、介護業界、IT業界、飲食業界、不動産業界などは、他業種に比べて大手であっても転職回数にはこだわりが少ない傾向です。こういった業界には常に人材の不足感があることや、他の企業での経験スキルが違う企業でも活かせることが多い、などが理由として挙げられます。35歳を超えるぐらいの年齢であれば、5社、6社の経験はそれほど問題ではないので、ぜひ積極的にトライしてみることをお勧めします。

 

■ 同職種の経験は回数が多くても積み重ねに

また、派遣社員や契約社員などで転職回数が多い場合も、同じ職種の経験はスキルとして積み重ねをアピールすることができます。職務経歴書の書き方を合算にするなど、工夫して経験期間や専門能力が多いことを伝えましょう。

 

■ 「続けたい」意欲を伝えよう

企業が転職回数の多さを嫌うのは「せっかく採用したのにまた辞めてしまい、長く続かないのでは」と気にするためです。そこを払拭するには「責任を持って勤めたい」という意志をきちんと相手側に伝えることも必要です。今までの転職理由にも向き合い「今後はこの仕事を続けていきたい」ことをしっかり訴えていきましょう。

[執筆:渡部 幸(コーチ/キャリアコンサルタント), 2016年1月7日]