寒い冬、手足の冷えなどで悩んでいる方が増える季節になりました。つらい冷え性の原因と、改善のための主な対策についてご紹介します。

 

■女性に多い冷え性

身体の熱は心臓から体内に血液が循環することで得られるものですが、女性に多い低血圧の場合、心臓のポンプの力が弱いため、手足など身体の末端にまでなかなか熱が行き届かなくなってしまいます。

さらに、男女の筋肉量の違いも影響しています。日本人の理想体脂肪率は男性15~20%、女性20~28%とされています。女性のほうが体脂肪率が高い分、筋肉量が少ないのですが、体温は筋肉を使うことにより発生する分があるため、相対的に熱の生産量が少ない女性が冷えやすいのです。

 

■ 自律神経への影響も

上記に加え、女性は生理や排卵などで、ホルモンの分泌量が変化しやすくなります。ホルモンと自律神経は互いに影響し合っていることから、ホルモンバランスが崩れると自律神経もバランスを崩しやすくなってしまうのです。自律神経は血液循環や体温コントロールの働きがあることから、女性の冷え性の8割は自律神経の乱れが原因とする説もあるほど、冷え性と自律神経は大きな関係があるのです。

 

■ 冷え性対策として

1. 食事

冷え性を防ぐためには、身体を温める食事をとることを意識しましょう。特に1日の活動に向け、代謝を高めるためにも朝食を規則的にしっかりとることが大切です。にんじん、ごぼう、かぼちゃなどの野菜には身体を温める効果が高いことから、火を入れて調理して温かいうちに食べることが効果的です。

2. 運動

新陳代謝を高めるためには、運動を取り入れることも大切です。運動不足の方はエネルギーが燃えにくい身体になってしまっているのです。

3. 入浴

忙しいからとシャワーだけで済ませてはいませんか?シャワーでは身体の保温効果はほとんど期待できません。冷え性で悩んでいる方は湯船でしっかりつかることが大切です。42度以上の熱いお湯の場合、血管が収縮して交感神経が刺激されることから、身体の芯から温まることができません。少しぬるめのお湯に15分程度入ることがお勧めです。

 

いかがでしたか? 自律神経のバランスを乱さないように、上記対策を日常に取り入れながら、辛い冷え性を解消していきましょう。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2016年1月1日]