「病めるときも富めるときも、ともに支えあい、永遠の愛を誓います」。結婚式のときに誓い合ったその言葉に、ウソはなかったはずなのですが……。2015年の厚生労働省のデータによると、日本の離婚は、2.9組に1組の割合で離婚しています。ひと前のように、「離婚」は決して特別なことではなくなり、今では「バツイチ」という言葉も、古めかしく感じられるようになりました。

誰もが離婚しようと思って、結婚するわけではありません。長くなった人生をより自分らしく生きるために、離婚を選択するのですが、おもに、結婚5年以内の若年世代と結婚年数20年以上の熟年世代に集中する傾向にあります。

今回は、「離婚」に関する興味深い調査結果をご紹介しましょう。

 

■ 都道府県別にみる離婚率

総務省が調査し、公表している「人口動態調査」の2015年9月に公表されたデータによると、都道府県別の離婚率は以下のとおりでした。

第1位 沖縄県……離婚率:2.53
第2位 宮崎県……離婚率:2.07
第3位 大阪府……離婚率:2.06
第4位 北海道……離婚率:2.04
第5位 福岡県……離婚率:1.98
第5位 和歌山県…離婚率:1.98
第6位 高知県……離婚率:1.86
第7位 鹿児島県…離婚率:1.82
第8位 東京都……離婚率:1.81
第9位 京都府……離婚率:1.74
第9位  熊本県……..離婚率 : 1.74
第10位 三重県…….離婚率 : 1.73
第10位 広島県…….離婚率 : 1.73

(離婚率 = 年間離婚届出件数 /人口 × 1,000人口。1,000人当たりの(年間の)離婚率を比較したもの)

 

1位は「沖縄県」、2位は「宮崎県」、3位が「大阪」でした。4位は北海道。トップ10に「福岡県」「鹿児島県」「熊本県」など、九州の各県がランクインしています。「東京都」は意外にも8位という結果でした。

2014年の調査では、「北海道」が離婚率の高い県の2位にランクインしていましたが、1年後の調査では4位にダウンしました。

ちなみに、離婚率の低い県は、1位が富山県、2位は新潟県、3位が秋田県と島根県と、日本海側3県がトップ3となっています。市で見ると、大阪市と札幌市に集中していました。

 

こちらのデータ結果、皆さんはどうご覧になりますか?

人口の多い都市や日本の南北端の県が目立っていますが、地域や県民性、環境など複雑な要素が影響しているのでしょう。また、女性が社会進出して久しく、経済力を持てるようになってきたことも要因の一つかもしれません。

いまの時代、「離婚」したからといって不幸とは限りませんが、縁あって結ばれた夫婦です。できれば人生最期までまっとうできたら、何よりそれが一番ですよね。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2016年2月7日]

 

【参考】
※ 厚生労働省「第3表-2 人口動態総覧(率),都道府県(21大都市再掲)別」