33歳の誕生日を境に、仕事も恋愛もうまくいかなくなる……。そんな経験はありませんか? 女子の本音をリアルに描く様々な漫画作品で人気の東村アキコさんの著書『東京タラレバ娘』(※)がキャリアとライフに悩むアラサー女子の間で話題になっています! 今回は33歳がなぜ曲がり角になるのか、考えてみたいと思います。

 

■ キャリアを次の段階へ進める年齢

筆者の女性向けキャリア研修でも、“33歳”は節目の年としてお話をしています。大学を卒業して就職すると、ちょうど10年を迎えるのが33歳。社会人としては、ひととおり仕事ができるようになり、積み上げてきたキャリアで一定の評価が得られている年齢ではないでしょうか。でも、この年になると担当者として「優秀」なだけでは、後輩たちと差別化できません。あなただからお願いしたい、という個性も必要ですし、組織ではリーダー的な役割も任され始めるころ。また、10年突っ走ってきたキャリアもなんとなく心身共に疲れが出始め、息切れしてしまうような気持ちになるのもこのころかと思います。30代、40代をどんなふうに働くのかを考えさせられる年齢なのです。

『東京タラレバ娘』でも、33歳の誕生日から仕事も恋愛もうまくいかなくなります。それは、いろんな意味で「女の子」を卒業して大人の女性へと変化しないと、周りから求められるものと自分の感覚がズレていってしまうというちょっと厳しいお話。では、ライフ面では何を覚悟しなければならないのでしょうか?

 

■ ライフを次の段階へ進める年齢

女性にとって、重要なライフイベントとなるのが結婚と出産。結婚には年齢制限は無いかもしれませんが、出産だけはタイムリミットが迫ります。33歳は、女性ホルモンが急激な下降を始めるといわれる37歳ごろを見据えると、妊活を始めるにはそろそろリスクもある年齢。もう少し余裕があるのでは? と思われがちですが、万が一、妊娠しづらい体質とわかった時には不妊治療には1年以上の余裕をみておかないと想像以上に時間のかかるケースもありますので、注意が必要です。子どもを持つ人生へのチャレンジをするかどうか、覚悟が求められる時期ですね。

 

2020年東京オリンピック開催の年にあなたは何歳になっていますか? そしてどんな暮らしをしていることが理想でしょうか? 『東京タラレバ娘』の主人公は、東京オリンピックの時に40歳になる自分がどんなふうに生きていたいのか悩み続けます。数年後のキャリアの理想像をオリンピックに照準を合わせて考えてみるのもおもしろいかもしれませんね。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2016年2月1日]

 

【参考】
東村アキコ(2014)『東京タラレバ娘』講談社コミック