子どもが小学生ともなると、気になるアイテムが子ども用の携帯電話。内閣府の調査(※1)によれば、満10歳~17歳の青少年に対して、携帯電話(PHS・スマートフォン含む。)の所有状況について聞いたところ、「自分専用の携帯電話」が51.4%と半数以上が携帯電話を持っているのは現状です。携帯電話を所有している人のうち、特にスマートフォンに関しては56.8%と3年前の10倍と急激に増えているのです。携帯電話を与えるか、与えないか保護者としては悩みどころですが、その検討ポイントをさぐってみたいと思います。

 

■ 何のためにケータイを使うのか

首都圏の小学生の子を持つ親を対象とした調査(※2)によると、一番の理由は、子どもと「災害や事故などの緊急時に連絡が取れるようにしたい」から。そして「塾などの習い事の際に連絡が取れるようにしたい」「防犯グッズとして使える」という理由が続き、やはり子どもの安全に配慮して必要性を感じているようです。

小学校に入れば、子ども同士、もしくは一人で行動するシーンも少しずつ増え、連絡を取れる手段が必要になってきます。先の内閣府の調査では、小学生の携帯電話の所有率は、男子が16.4%なのに対し、女子は31.8%と約倍となっており、安全面での配慮がうかがえます。

 

■ ケータイにはどんな選択肢があるのか

最近、キッズケータイやみまもりケータイなどの商品名を耳にしますが、どんな機能になっているのでしょうか。基本機能の電話とメールは予め登録した連絡先のみに通信できるようになっている他、主な機能は次の3つ。

・GPS機能:子どもの居場所を地図で確認することができる機能。
・機能制限:保護者方がスマートフォンの電話帳や連絡先の制限、メールの制限など各機能を制限することができる機能。
・アクセス制限:インターネットサイトについて、保護者の方の設定によりアクセスを制限する機能。

これらを中心に通信キャリア各社が、それぞれ特徴をもった機種を発売しており、中には防犯ブザーを押すと警備会社に連絡が入り、保護者に連絡が入るサービスも。また、スマートフォンでも利用時間や機能に制限のあるジュニア向けの機種も出ています。

 

ケータイを持たせるかどうか、持たせるとしたらどんなものにするか、家族で方針を話し合い、使い方のルールを決めていくことが重要となりそうです。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2016年2月6日]

 

【参考】
※1. 内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」
※2. MMD研究所「小学生の子を持つ親の携帯電話・スマートフォンに関する意識調査」