筆者が夫婦関係・離婚カウンセラーとしてご相談をお受けする中には、ご相談者様にお相手の方についてお尋ねしても「さぁ…」とか「分かりません」「覚えてません」といったように、ほとんどお答えになることができない方がたまにいらっしゃいます。こんなとき筆者の頭に浮かぶのは、ある漢字2文字です。

 

■ その漢字2文字とは、「関心」!

私がお受けした上記のようなケースでご相談にいらしたのは、「相手に離婚したいと言われたけれども自分は離婚したくない」という方だったのですが、ご相談者様のお話から分かるのはお二人の現在の客観的な状況だけ……。

その客観的な状況と、そのご相談者様のご様子から筆者が推測した、相手が「離婚したい」と思うに至った理由は「ご相談者様の相手の方への関心の低さ」でした。とはいえ、関心は低くともご相談者様は相手の方に愛情を持ち、大切に思っているご様子。

そのご様子から、ご相談者様にとって相手の方は「空気」のような存在なのだろうな……、と筆者は感じました。

 

■ 「空気のような存在」は嬉しくない!?

それなしには生きていくことができないほどに大切な空気。でも、普段の生活では、その存在に感謝をすることもなければ、意識さえもしないのが空気です。

お互いに「空気」のような存在であることを分かり合い、それにお互いが満足している間柄であれば問題はないのかもしれませんが、本物の空気と違って心を持つ人間にとって、人生を共にするパートナーから関心を寄せられないのは寂しく虚しいものです。

「あなたにとってパートナーの存在を例えるならば何?」という問いに対して、よくある答えのひとつが「空気のようなもの」ですが、本当にそれでいいのかは、相手がどう思っているのかも含めて一度考えてみた方がいいのかもしれません。

忙しく過ぎていく日常の中では、自分のことだけでいっぱいいっぱいになりがちですが、相手への関心が低いかもしれないな……と感じられた方は、まずは簡単にできることから始めてみられてはいかがでしょうか。その一歩として「相手が話しかけてきたら手を止めて、相手の顔を見て話しを聞く」ことはお勧めですよ!

[執筆:糸瀬 彩湖(行政書士/夫婦カウンセラー), 2016年2月11日]