大寒を過ぎ、暦の上では春に向かっていますが、まだまだ寒い日が続いていますね。あなたは風邪などひいてはいないでしょうか? 少し前の調査ですが、日本人が1年間で風邪を引いた回数の全国平均は2.34回。年代別では30代が最も多く2.54回、男女別では男性2.01回に対し女性2.52回という結果になっています(※)。

風邪の回数をできるだけ減らしたい、という方も多いのではないでしょうか。今回は、風邪の原因と予防について取り上げます。

 

■ そもそも「風邪」とは?

風邪とは正式名称「風邪症候群」と呼ばれ、鼻やのどなど、上気道の急性炎症を総称したもののことです。ウイルスが鼻やのどの粘膜から感染し炎症を起こすことによって症状が出るのです。風邪を引き起こすウイルスの数は200種類以上といわれています。

これらのウイルスは年々変異していくために、一度感染したウイルスに免疫ができたとしても、変異した新しいウイルスには対応できずに風邪を引いてしまうことも少なくありません。

風邪の症状として思い浮かべる方の多い鼻づまり、のどの痛み、せき、くしゃみ、たん、発熱といった症状は、ウイルスに感染したことによる身体への異常を治そうとする免疫の働きによるものです。

 

■ 風邪の原因は?

先述の通り風邪を引いてしまうのはウイルスへの感染が大きな原因といえますが、ウイルスが体内に入っても風邪を引く人と引かない人に分かれることからも、感染を防ぐための免疫力が低下してしまっていることも、原因の一つとして考えるべきでしょう。

免疫力を低下させてしまう要因はいくつかありますが、代表的なものがストレスです。ストレスがかかることで自律神経のバランスが乱れることが知られていますが、免疫力はこの自律神経によって働きが支配されています。「最近風邪をひきやすくなった」「風邪をひくとなかなか治らなくなった」という方は、仕事や家事などで強いストレスを抱え、免疫力が低下している可能性があるのです。

 

■ 風邪予防には、栄養と休養、そしてストレスコントロール

全てのウイルスに免疫力をつけることはなかなか難しいもの。身体全体の免疫が強ければ、少々のウイルス感染をものともせずに乗り切ることができます。

免疫力をつけるために、(1)良質のたんぱく質やビタミンを多く含む食事をとり、栄養をしっかりとること、(2)過労や睡眠不足を避け、体力を維持すること、(3)ストレスを溜めすぎずにコントロールすること、この3点を意識することで、風邪を予防していきましょう。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2016年2月21日]

 

【参考】
※1. weathernews 「「日本の風邪事情」調査結果発表」2011年12月27日