今年も花粉症シーズンがやってきました。関東甲信地方ではだいたい2月上旬から花粉飛散が本格化し、前シーズン(2015年)と比較してやや多い110%の花粉量と予想されています。四国・東海、九州地方でも前シーズン比1.2~1.6倍と予想されています(※1)。

花粉症の中でも特に患者数の多いスギ花粉症の有病率は、全国で20%を超えるという調査報告もあり(※2)、都心部ではさらに多く、4人に1人の割合で発症している国民病のひとつといえます。

今回は花粉症の方、花粉症を予防したい方にぜひ知っておいていただきたい、ストレスと花粉症の症状の関係について取り上げます。

 

■ 花粉症とストレスの関係

花粉症は、体内に入った花粉を異物として過敏に排除しようとする反応によって引き起こされます。この「過敏に」というところがポイントです。免疫力がしっかり機能していれば過敏に反応することはないとされていますが、免疫力が低下してしまうと過敏な反応をしてしまい、花粉症の元につながってしまうのです。

人間は強いストレスを受けると、ストレスから身を守るためにいわゆる「抗ストレスホルモン」を出します。しかし、この抗ストレスホルモンの量にも限界があり、徐々に免疫力が低下してしまうのです。ストレスから免疫力が低下し、花粉症につながり、さらに花粉症が辛くてイライラしてしまうと、さらにストレスが強まる……。これでは、花粉症がさらに悪化してしまう可能性まであるのです。

 

■ 花粉症悪化を防ぐ食べ物とは

ストレスをためないようにするためには、食生活も重要です。腸が弱っていると栄養をうまく吸収できませんし、免疫力が下がりますので、腸内環境を整えることが重要になります。ストレスを多く抱えている方は人体にとって有害な「悪玉菌」が暴走しやすくなっていますので、悪玉菌を暴走させないような食べ物を意識的に摂るようにしましょう。

具体的には、クエン酸を含む梅干しや、納豆菌や乳酸菌などを含む食べ物が特におススメです。特にクエン酸には、疲労回復効果や美容効果も期待できますので、ストレスで疲労がたまっている方は、梅エキスや梅干しを食べるようにするとよいでしょう。

花粉症時期を少しでも楽に過ごせるように、ストレスを溜めすぎず、腸内環境を健全に維持できるよう食生活にも気を配りましょう。そして、意識的に「梅」などのクエン酸をとることもお忘れなく。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2016年2月25日]

 

【参考】
※1. 『21世紀の家庭の医学 いしゃとまち』「2016年の花粉飛散量は少なめ?気になる最新の花粉症情報とは」2016年2月5日
※2. 厚生労働省「はじめに~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~」