夫婦問題に特化したカウンセリングの現場では、男女の脳の違いの話をよく引き合いに出させていただいています。男性と女性は体のつくりが違うように、脳のつくりも違います。今回は、そのお話です。

 

■ 誰も悪くないのに、喧嘩ばかり?

「解決したい男性(結果重視)」と「聞いてほしい女性(共感を求める)」とはよく言われる言葉ですが、男性脳は遂行能力に長け、闘争心を優先します。一方、女性脳は、出産・育児を担う性のため、家族の顔色をよく観察し、細かな段取りに細心の注意を払っています。

つまり、それぞれの役割を果たそうと頑張っているので、どちらも悪くはないのです。ところが、夫婦げんかが絶えない家庭では、相手を責め、自分を責めて悪循環に陥りがちです。ひとつ屋根の下に暮らす身近な存在となると、一体化して「自分と同じように考えてほしい」と、相手に大きな期待を抱いてしまうのかもしれませんね。

「夫婦仲良くしたい」「穏やかで幸せな結婚生活を送りたい」という思いから話し合いをしたはずなのに、なぜか言い争いがエスカレートして、相手に勝つことが目的に……。本来の目的を忘れ、互いに罵り合い傷つけあいます。そんな毎日を送っている方、結婚生活に「ホトホト疲れている」のではありませんか?

 

■ 幸せになりたいと望む方からアクションを!

では、どうしたらいいのかというと、「男性と女性は違う」ということを理解し、肝に銘じておくことです。もちろん、考え方や感性がよく似ていて、意気投合する仲良し夫婦がいるのも事実ですが、細かい部分で相手に理解を求めても、ずっと平行線のままです。

期待すればするほど、「イライラした答え」が返ってくる可能性大。言われたほうも面白くないので、こちらが聞きたくない言葉が返ってきて、さらなる負の連鎖に。

1日は24時間、1年は365日しかありません。限られた時間を、毎日しかめ面で過ごすのはもったいないですよね。笑顔で楽しく暮らすほうがいいに決まっています。

 

幸せな結婚生活を送る秘訣は、相手に対する依存や期待はほどほどに、「自分軸で生きる意識」を持つことなのかもしれません。そして、「幸せになりたい」と願っている貴方の方から先にワクワク楽しいことを始めてみてくださいね!

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2016年4月22日]