筆者が、夫婦問題に悩んでいた20年前は、インターネットどころか、離婚に関する書籍も少なく、情報を得るのが困難でした。「シングルマザーになって、これからどうやって生きていったらいいのだろう」と途方にくれたものですが、いまや世の中はすっかり様変わりしてしまいました。

 

■ 選択肢がありすぎて混乱する時代

現在は、あの頃とまったく逆で、巷は驚くほどさまざまな情報であふれかえっています。多くの情報の中から、自分にあった内容を見つけ出すことは至難の技なのではないでしょうか。

夫婦問題に特化したカウンセリングを行う筆者が相談を受けた30代女性は、「情報の波の中で、自分はいったい何を選択し、どう行動したらいいのかわからなくて……」と悩んでいました。たしかに、あまりに選択肢がありすぎると、かえって混乱してしまいますよね。

そんな時代だからこそ、その道のプロである専門家に相談し、ピンポイントの情報を得るのが近道ではないかと感じています。

 

■ 夫婦のあり方に正解や間違いはない

夫婦カウンセリングの悩み、と一口に言っても、その内容はじつにさまざま。夫婦が1000組いたら、1000組の夫婦の形があることがわかります。これといった決まったスタイルはありませんし、正解や間違いも存在しません。それぞれ違った環境で育ってきた夫婦ですから、考え方や価値観が異なるのは当然です。

これまでの習慣や性格を受け入れ、そして柔軟に変化させながら、二人にとっての心地いい暮らしを模索し続けているのではないでしょうか。

 

■ 自分のことを話すことから始める

いま夫婦問題に悩んでいるのなら、やはり、自分のことを専門家に話すことから始めてみるのがいいと思います。夫婦二人きりだと、感情がエスカレートしがちですが、第三者の専門家が間に入ることで、冷静に客観視できますよ。

個人的な悩みを、他人に話すことに抵抗がある場合は、素性を明かさなくても相談できる『ボイスマルシェ』のような専門サイトを通じてお話することもできます(※1)。こんな便利な「相談サイト」が登場するのも、やはり世の中の流れですね。

 

「幸せ」をつかむのは自分自身。インターネットの情報に振り回されるのではなく、上手に使いこなすのがポイントです。悩みが生じたら、プロを賢く利用してスムーズに解決してくださいね。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2016年5月12日]

 

【参考】
※1. 女性専用の匿名電話カウンセリングサービス『ボイスマルシェ』
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません