ワーキングマザー歴も数年目を迎え、この春お子さんが小学校に入学した方も多いと思います。筆者もそんな一人ですが、今回は世に言う「小1の壁」について、現場でのリアルな状況をお伝えします!

 

■ お迎え時間問題

「小1の壁」問題で、まず気を付けなければならないのが、子どもを預かってもらえる時間の変動です。保育園時代は、延長保育を利用すれば19時、20時台のお迎えも可能だったかもしれません。ですが多くの公営の学童クラブでは、お迎えリミットが18時前後で延長時間は存在しないところがほとんどです。この時間ギャップを避けるため、小学校に併設されている公営の学童を利用せず、民間の学童施設を利用するママも。

会社の制度上、時短勤務の利用期間終了時期が、「小学校入学まで」や「小1終了まで」など時短勤務が利用できなくなる方が多くなるのも壁と言えるでしょう。

 

■ お勉強のチェック

預け先が確保できればそれで良いかというと、そこが保育園時代とは違うところ。小学生とはいえ、“お勉強”が始まるからです。学校任せで事足りるかといえば、細かい部分まで子どものでき具合をフォローしてもらうのは難しいのもの。ひらがな一つとっても、文字の形がなかなかキレイに書けなかったり、書き順がめちゃめちゃだったり、子どもが「できた」といっても全然そうではないことも。算数でもどこでつまずいているのかは、問題を一緒に解いてみないとわからなかったりしますので、少しでも勉強に付き合う時間が必要になってきます。

 

■ 子どもとのコミュニケーション

小学校でも連絡帳はありますが、担任の先生に会う機会は、保護者会や個人面談の時だけ。保育園のように毎日保育士さんと顔を合わせ、“今日の様子”を聞けるわけではありません。筆者の娘も、入学早々階段で転んで保健室のお世話になったということを、夜になってから本人の話で初めて知ったり、ランドセルの中に他の子の持ち物が紛れ込んでいたり……。そういったことも連絡帳に全て記載されているとは限りません。本人と向き合って話す時間が無いと、ちょっとしたトラブルを見過ごしてしまいそうなのでご注意を。

 

「小1の壁」は単にお迎え時間や生活環境に限らず、子どもとの接し方を変える必要があることも意外な盲点です。体の成長だけでなく、今度は心の成長の部分にも目を向ける姿勢をプラスすると良いのではないかと思います。新米小学生ワーキングマザーの皆さま、頑張りましょう!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2016年5月23日]