特にアラサー世代以降の女性の皆さんの多くが気になっているであろう「アンチエイジング」。お肌のしみ、しわなどを極力目立たないように、日焼け止め、洗顔、化粧水……、様々な対策を行っているという方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろんこれらの対策も大切! なのですが、見逃せないのが「睡眠」です。

 

■ 寝ている間に肌で何が起こっている?

睡眠不足の次の日は化粧のりがいまいち、という経験をお持ちの方も多いでしょう。肌トラブルと睡眠との間には、密接な関係があるのです。

日中さらされている紫外線やストレスなどによって、肌は知らず知らずのうちにダメージを受けたり、メラニンが蓄積されたりしています。これらのダメージを放置しておくと、しわやしみなど肌の老化に直結。ですが、「睡眠」をしっかりとることでいわゆる「成長ホルモン」が分泌され、ダメージを受けた体の組織が修復・再生し、美肌を維持することができるのです。

 

■ 成長ホルモンが出される「シンデレラタイム」とは

女性誌などで「美肌のシンデレラタイム」として、夜の10時からの4時間ほどにしっかり寝ていることが大切と言われることがあります。ただ「就寝時間は夜中の2時頃なので、シンデレラタイムは終わってるわ」という方もいらっしゃるでしょう。

しかし近年の研究の結果、「シンデレラタイム」は就寝時間に限らず「就寝してからの3時間」であるという説が有力になっています。つまり、「寝る時間」ではなく、「寝てからどれだけ質の良い睡眠を確保できるか」を、より意識する必要があるということになるでしょう。

ちなみに就寝してからの3時間とは、睡眠の周期リズムからみると「ノンレム睡眠」と呼ばれる、ぐんと深い眠りにあたります。このノンレム睡眠と、少し浅い眠りであるレム睡眠とを約1.5時間で繰り返しながら目覚める仕組みになっています。一晩の睡眠の中で繰り返される「ノンレム睡眠」の中でも、入眠直後のものが一番深く、良質の睡眠とされています。

 

■ 良質な睡眠のために

日常生活の中で意識しておきたい「質の良い睡眠」確保のためのポイントはいくつかありますが、ここでは代表的な2点をご紹介しましょう。

・寝る直前までテレビやパソコンの画面を見ない

テレビやパソコンの画面から出されているブルーライトには脳の覚醒作用があるため、いつまでも交感神経優位で緊張状態が続いてしまいがち。寝る1時間前にはこれらの画面から離れるようにしましょう。

・寝る直前まで食事や入浴しない

胃腸での消化が活発に行われていたり、入浴して体温が高い状態では、なかなかスムーズに寝付くことができません。できれば、食事は寝る時間から逆算して2時間前までにはとっておきたいところです。

 

どんなに高価な化粧品にも勝る、質の良い睡眠効果。お肌のシンデレラタイムをうまく活かせるよう、普段からできることを行っていきましょう。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2016年5月18日]