■ 毎年悩み選んで、贈っているのだけど…

2016年の母の日は5月8日でした。母親にプレゼントを贈った方も多いでしょう。何を贈るかは毎年悩むところではあり、アンケートによれば第1位は花で55%、一緒の時間を過ごすという目に見えないプレゼントが第2位で13%。お小遣い・ギフト券というお金のプレゼントが9%という結果になっています(※1)。

毎年、“ギフトはお花”と決めていれば苦労しないのですが、贈る相手である母親を喜ばせたい気持ちから、ついあれこれ考えてしまいますよね。

ところが実際に母の日が終わり、そうした努力が報われるはずのこの時期、母娘関係改善カウンセラーである筆者のところには、プレゼントのことでご相談に来られる方がおられます。内容はというと、贈り物が気に入らず娘宅に着払いで送り付ける母親についてです。

 

■ 返品は私への嫌がらせ?

「毎回、着払いで送り返してくる、これは私への嫌がらせ」と憤るのはC子さん(29歳・会社員)。母親は「ありがとう」と受け取るものの2、3日すると必ずC子さん宅へ着払いで送り返してくるそうです。「結局、あなたは忙しいのを理由に顔も見せず、物さえ送ればいいと思っているのね」と後日メールが届くのも恒例です。

「たしかに、母と距離を取りたい私の心を見透かしているのだと思います」というC子さん。どの相談者さんも毎年、こうした母親の言動にへこみながらも、くじけずに送り続けているのは、なぜでしょうか? それは心のどこかに、母親との距離感ができてしまっていることへの償いの気持ちが働いているからかもしれませんね。

ですが、このような関係になった原因は母親の方にある可能性も。母親の目的は、返品することで娘に与える心理的な影響力です。それをもろに受けてしまうのは母親の思うつぼ。それならば、母の日ギフトの目的はあくまで贈ることにあり、その後の結果については返品されようが構わないようにするのがベストでしょう。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー), 2016年6月6日]

 

【参考】
※1. 母の日コム「2016年のアンケート結果」