■ 結婚式は挙げる? 挙げない?

6月に結婚式を挙げた花嫁は幸せになるという言い伝え、“ジューンブライド”。6月の花嫁になるのを夢見る少女もいるでしょう。しかし、大人になってからもその夢を持ち続けているのでしょうか。実は、結婚はするけれど式は挙げない、いわゆる「ナシ婚」の割合は今や結婚したカップルの半分になっています(※1)。

また、独身の男女に結婚式を挙げたいかという質問をしたところ、25歳~29歳の女性では挙げたいと答えた人が55.9%。しかし、35歳~39歳の女性では挙げたい人29.9%に対して、挙げたくない人は36%と数字が上回っています(※2)。

なぜ挙げたくないのか理由は様々ですが、費用がかかる、忙しくて式の準備ができない、二人とも再婚といった声があります(※3)。

 

■ 母親との確執から、挙式しないという結論に

母娘関係改善カウンセラーの筆者のもとには、結婚式を挙げる、挙げないで母親ともめ、ご相談に来られる方もいます。

IT事業勤務のA子さん(37歳)は、今年の秋に結婚の予定。すでに双方の両親にも挨拶を終え、新居も見つかり、着々と準備が進んでいるかのように思われました。ですが、ここにきて大きな壁が立ちはだかりました。それは、A子さんと彼が結婚式をしないことに、母親が激怒、大反対しているのです。

「私も彼も技術者で仕事が忙しく、挙式準備までしていられない気持ちがあります。けれども、本心は母親に対するあてつけもあります」

幼い頃のことを伺うと、母親の口癖は「あんたの顔はお父さん似でかわいくない。女の子らしいピンクの服も着せられない」だったそうです。そんな母親に反発しK子さんは黒かグレーの服しか着ないようになりました。そして、絶対にウエディングドレスは着ないと心に誓ったそうです。そんなことを全く知らない母親は、親戚に顔向けできないとか親不孝となじるそうです。

 

今後あまりにも母親との間がこじれるようなら、「お母さんから言われ続けてきたことで、ウエディングドレスを着たくない」と気持ちを少し明かすのも検討してみては。それを聞いた母親の対応、たとえば謝られるなどによっては、お互い歩み寄りの話し合いができるかもしれませんね。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー), 2016年6月29日]

 

【参考】
※1. 株式会社みんなのウェディング プレスリリース「みんなのウェディング「ナシ婚」に関する調査 2015」2015年3月12日
※2. 株式会社オーネット「Vol.66:独身男女の結婚式とジューンブライドに関する意識調査」2015年5月29日
※3. 株式会社みんなのウェディング プレスリリース「「ナシ婚 」 本音の実態調査レポート!【2013年版】」2013年6月25日
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません