現在は、「夫は仕事第一、家のことは妻任せ」といった考え方は少数派となりつつあります。夫婦問題に特化したカウンセリングを行う筆者も、子育て中の相談者の声を聞くなかで、家事育児を積極的に行う男性が増えているという印象を受けています。

 

■ 「夫婦揃って家事育児」が当たり前の現象に

ひと昔前と違って、核家族、少子化といった理由から、協力せざるを得ない状況もあると思いますが、保育園や幼稚園の送迎や学校のPTA行事に参加するパパがとても多くなりました。

何より、「手伝う」という意識からではなく、「仕事も大切だけど家族も大切」という感覚で、家事育児を自然体で夫婦が協力し合っているのが、以前と違うところ。「夫婦揃って家事育児」をするのが当たり前の現象に。「亭主関白」も「イクメン」も、いまや死語になりつつあるのかもしれませんね。

 

■ 死ぬ直前に誰もが後悔する「5つのこと」

「家族を大切にする」という話で筆者は、ある記事を思い出しました。ある看護師が書いた本に掲載されたリスト『看護師が語った、死ぬ直前に誰もが後悔する「5つのこと」』(※1)をご紹介します。

01. 期待に応えるよりも、“自分らしく”生きればよかった

02. あんなにがむしゃらに働かなくてもよかった

03. 言いたいことを我慢せずはっきりと口に出せばよかった

04. もっと友達と連絡をとればよかった

05. もっと自分の幸せを追求すればよかった

 

仕事を優先し、出世して地位や名誉を獲得した人でも、死ぬ間際に考えることは、自分の本当の思い、そして家族や友人とのつながりのようです。記事内には「とくに高齢の男性たちは、馬車馬のように働き続けて人生の時間を無駄にしたことに深く後悔していました」と書かれていました。

変化に対して臆病だったり、日常に振り回されているうちに、人生は意外と早く終わってしまうのかも。たった一度の人生です。後悔のない自分らしい生き方をしたいですよね。

 

■ 一人で抱え込まずに一歩踏み出して

あなたにとっての人生の優先事項はなんですか? 仕事で成功することですか。それとも、家族との良好な関係ですか。はたまた、夢の実現ですか。

もし、いま、パートナーとの関係に行き詰っているなら、自分の幸せについて今一度考えてみてください。筆者のような夫婦関係専門のカウンセラーに話すのも一案です。一人で抱え込まずに一歩踏み出してみてくださいね。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2016年7月12日]

 

【参考】
※1. 『TABI-LABO』「看護師が語った、死ぬ直前に誰もが後悔する「5つのこと」」2015年7月17日, SHINGO OGAWAより
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません